愛知補選に犬山市議のビアンキ氏浮上

　民主党の石田芳弘前衆院議員の辞職に伴う衆院愛知６区補選で、石田氏の後継候補として、米国出身で愛知県犬山市議のビアンキ・アンソニー氏（５２）が浮上していることが１１日分かった。

　同日の民主党支部集会で、地元市議などから擁立の声が上がり、検討を始めた。ビアンキ氏も出馬に前向きという。ただ県連には慎重意見も強く、今後調整を進める。

　ビアンキ氏はニューヨーク出身で、２００２年に日本国籍を取得した。０３年の市議選にトップで初当選。０６年の犬山市長選で敗れたが、０７年の市議選で返り咲いた。

　愛知６区補選は、衆院解散がなければ４月２４日に投開票される。自民党の元衆院議員丹羽秀樹氏（３８）が出馬を目指し活動。みんなの党も候補擁立を目指している。（共同）

　［2011年1月11日23時18分］