プロの自覚無し！レーサーがドリフト走行

　車を横滑りさせて曲がる「ドリフト走行」を公道でしたとして、大阪府警交通捜査課は１１日、道交法違反（共同危険行為）の疑いで、奈良県桜井市、プロドリフトレーサー中村直樹容疑者（２８）、三重県伊賀市、派遣社員鈴木誠容疑者（２８）ら３人を逮捕した。

　中村容疑者はレース場でドリフト走行の技術や芸術点を競う大会に出場するプロのレーサー。大会の広報担当者によると、２０１０年は国内最高峰のクラス「Ｄ１ＧＰ」年間１４位で、１つ下のクラス「Ｄ１ＳＬ」では０９、１０年と２年続けてチャンピオンだった。

　広報担当者は「安全に楽しむ競技として取り組んでおり、出場者には公道でのドリフトはしないようお願いしていた。全くの違法行為で、非常に遺憾」と話している。（共同）

　［2011年1月11日22時37分］