中国産ステルス戦闘機　試験飛行に成功？

　中国メディアによると、中国人民解放軍が開発を進めているレーダーに探知されにくいステルス戦闘機「殲２０」の試験飛行が１１日、四川省成都で行われ、初飛行に成功したもようだ。中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報誌、環球時報（電子版）などが消息筋の話として伝えたところでは、試験は午後０時５０分（日本時間同１時５０分）ごろに始まり、約１８分間、飛行したという。

　中国の大手ポータルサイトは初飛行成功をトップニュースで伝え、飛行中の殲２０とする写真を掲載。ゲーツ米国防長官の訪中に合わせた試験飛行は、第５世代戦闘機の開発が米側の予想以上に進んでいることをアピールし、米国を牽制する狙いがあるとみられる。（北京　川越一）