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自治労出身の民主議員がパー券で「脱法献金」か 2000枚さばく
地方公務員らの労働組合「自治労」出身の民主党参院議員、江崎孝氏(比例)の資金管理団体「えさきたかし後援会」が平成21年に政治資金パーティーを開いた際、約300人収容の会場に対し、約2千枚のパーティー券を自治労やその傘下団体などが購入していたことが11日、分かった。政治資金規正法は、資金管理団体が労組などの団体から献金を受けることを禁じており、パーティー出席者分以外はパーティー券購入を装った脱法的な献金とみなされる可能性がある。
政治資金収支報告書や自治労によると、えさきたかし後援会は、21年8月25日、熊本県益城町で政治資金パーティーを開催。その際、自治労が各県本部などにパーティー券を計約2千枚(1枚1万円)売却したが、会場は約300人収容で、来場者も約300人だったという。
関係者によると、江崎氏側は、昨年7月の参院選の資金集めのために、自治労にパーティー券の購入と販売を依頼していたという。
江崎氏の事務所は「適切に処理されたものと理解しております」とコメントしている。
江崎氏は自治労特別中央執行委員などを経て、昨年の参院選で初当選。