« Google Video その2 | Main | ニホンザル »

May 26, 2006

人体の不思議展 週刊現代

人体の不思議展というバカの壁
May 03, 2006に書いた表題、およびMay 15, 2006に関連。
週刊現代6/3号で、「400万人動員の大人気展覧会に三行半」
養老猛司 云々
というのがあった。

今回の横浜の主催者は、先のドイツのグンター・フォン・ハーゲン博士と決別して、中国の標本で人体の不思議展をはじめたとのこと。

養老氏
 人体の不思議展パンフレット等に載っている養老氏の文は、読賣にのみ掲載されるはずだった。
 監修委員の中には、委員になることを了解していないものがいる。
 人体展の運営中心人物安宅氏は、98年ドイツのグンター・フォン・ハーゲン氏と契約で揉め、関係が断絶している。
 安宅氏は中国から標本を借りるよう、養老氏に一緒に中国に行くよう依頼してきたが、養老氏は断った。
 中国では素性が不明な遺体が流通していて、標本の入手ルートなど調べようがないから等。
 養老氏の反対を押し切って、南京の研究所から標本を借りたというが、詳細は不明。

ハーゲン博士側のワレー博士
 安宅氏の人体展は、グンターの展覧会を模倣したイベントで、グンターの知的財産権を侵す可能性あり。
 グンターは教育目的の献体のみだが、安宅氏の人体展は中国人。
 入手経路・標本の質共に問題あり。

安宅氏
 標本は南京蘇芸生物保存実験工場から借りた。
 献体書もしっかりしている。
 プラストミックは、ドイツのものとは別に特許を取っている。
 養老氏が監修委員をおりても構わない。

というような内容だった。

養老氏も、読賣には取材文を載せているのですが、それは今回の人体の不思議展とは無関係な取材だったのでしょうか?。読賣が主催なわけだし、一応推薦している内容のようだが。
それにしてもなんだか釈然としない展覧会だったが、前に書いた時は「日本の大学や医療機関の方々が多く監修しているので、間違いはないのでしょう。」としていたが、そろそろ関係者は公式にコメントする時期ではないのだろうか?


少し人体の不思議展関連の検索をしてみた。

大紀元時報
ただここは、一説に中国ねたの東スポといわれることもあるようですから、自分の判断で読むようにお願いいたします。
以下に、ここの興味深いものをピックアップしてみた。

中国の臓器売買と人体標本の疑惑を語る一体の人体標本
 これによるとハーゲンス氏は中国で人体標本製造工場を経営とあるが、上のワレー博士は中国人は使ってないと言っている。真相はいかに?
 以下あやしいページの幾つか。

生きた人体から臓器摘出―中国大陸病院の証言録音
横浜デモ:臓器摘出事件と人体標本展の即時停止・真相究明求める
生存中の法輪功学習者から臓器を不法摘出、黒幕は強制労働収容所
中国へ、臓器移植を求める金持ちの日本人が急増
実物を使った人体標本、法輪功学習者の可能性も
邦人の臓器移植遠征地・中国瀋陽、生きた人体から角膜摘出の内幕

英テレビ局、中国最大肝臓移植センター、臓器提供元秘密取材
病院側が生きているドナーを見つけ、それで移植待機患者に知らせて移植手術の時間を段取りして、スゲジュールが決まり次第、囚人を処刑する。
他にも沢山あるので、各自探して下さい。

|
|

« Google Video その2 | Main | ニホンザル »

Comments

こんばんは~。
私もタダ券を偶然に入手し、行こうと思っていたのですが、あたびしさんの以前の記事を拝見して
行く気が失せてしまいました。
職場のスタッフにチケットをあげたら、昨日行ってきたようです。彼女は、為になったと云っておりましたけど。。。

私は、この「催し物」に養老先生がなんで協力したのか?が当初から不思議でした。(ウチは、読売です)
彼の著書を何冊か読んでいますが、今の若者はヒトの死を間近で見る機会がないと述べていました。
その点で、同意したのかもしれませんが
解剖医なら、雑な解剖をされたご遺体を見るのは、忍びないんじゃないかと思います。
ヒトの命の尊さを教育するのにヒトの命を雑に扱った
教材を使うのは、如何なものでしょう。。。

Posted by: むさ | May 26, 2006 at 09:07 PM

どうも私の環境では自分のブログにコメントするのは、非常に困難な状況になっている様です。
うまく書き込めるか、事前の確認が出来ませんので(文字化けなどしているため)、迷惑をおかけするかもしれません。
いろいろ試してみましたが、パソがフリーズするのみです。
とりあえず、無理矢理書き込みます。
(ここまでのコメントは、これからも接頭文として、常時使われるかもしれません、あしからず。)

むささん、コメントいつもありがとうございます。

標本の入手先も疑いがあるようで、ちょっとスッキリしません。
歯が見える標本も幾つかありましたので、身内や関係者だったら、標本の身元を確認することもできるやもしれません。

私としましても、この展示を推薦して良いのか、中止した方が良いのか、非常に迷っています。
養老氏のいう、「養老の名があれば信じてしまうバカの壁」といわれても、こちらは判断材料が監修くらいしかないので、バカになって展示会に行った方が良いのでしょうか?
他の監修の方のコメントが欲しいですよね。

Posted by: あたびし | May 28, 2006 at 02:37 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86884/10241761

Listed below are links to weblogs that reference 人体の不思議展 週刊現代:

« Google Video その2 | Main | ニホンザル »