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【宮下日出男の見聞録】民主党 寄り合い所帯のアキレス腱 今年も再び (2/2ページ)
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「沖縄ビジョンは野党時代のもの。与党版のビジョンにする」。ある政調幹部もこう語り、辺野古移設の政府方針に沿ったものにする考えを示唆している。
一方、こうした党幹部らの考えに対し、すでに党内では反発も上がっている。
ある沖縄県選出の民主党議員は日米合意を受けた閣議決定に「基地負担の沖縄県外または国外への分散および在日米軍基地の整理・縮小に引き続き取り組む」とあることを踏まえ、将来的な県外・国外移設を排除していないとし、「県外・国外移設を外すのは逆に閣議決定と矛盾する」と主張する。普天間移設をめぐっては鳩山政権下でも党内が対立したが、再び火だねはくすぶり出している。
菅政権は今、小沢一郎元代表の国会招致や仙谷由人官房長官の去就を焦点とする内閣改造・党人事によって難局の打開を図ろうとしている。だが、民主党政権の1年4カ月を振り返ると、鳩山前政権での普天間問題、菅政権での尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のように、大きな打撃となったのは外交・安保の問題だ。
国の根幹である外交・安保の軸足が定まらなければ、どんな支持回復策も一時しのぎにしかすぎない。民主党は党内一致して「現実路線」に転換できるのか。懸念はぬぐえない。
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今年から月1回のペースでコラムを担当します。政治部記者としての日々の取材活動をもとに、紙面に限らない話題や情報を伝えていきたいと思います。