民主党の樽床伸二衆院議員(51)=大阪12区=が代表を務める党支部が、大阪市の物流会社会長から政治資金規正法の上限(2000万円)を超える計3500万円の個人献金を受けていたとされる疑惑で、大阪府の市民団体「寝屋川市民オンブズマン準備会」(中川正彦・代表世話人)が7日、樽床議員や会長ら5人に対する告発状を大阪地検特捜部に送付した。
告発状によると物流会社会長は05年8月、個人献金の上限額の2000万円を党支部に寄付。一方で、会長宅を所在地として設立された関係会社2社の名義で各750万円も寄付されていた。
関係会社のうち1社は、会長宅を所在地に設立され、寄付直前に物流会社課長(当時)の知人の親族が所有する空きマンションに移転していた。また、もう1社も寄付直前に会長宅を所在地に設立され、会長の妻が代表取締役で、会長自身も取締役だった。
市民団体側は「事実上、すべてが会長の献金だった疑いが強い。政治資金規正法に違反する迂回(うかい)献金にあたる」と主張している。
毎日新聞の取材に対して、樽床議員の事務所は「告発の内容なども分からず、コメントしようがない」としている。【久保聡、村松洋】
毎日新聞 2011年1月8日 東京朝刊