【長野】振り込め詐欺4割減少 昨年被害は66件、計6800万円2011年1月9日 2010年1月〜12月に県内で発生した振り込め詐欺は66件(被害額計6800万円)で、09年1年間の119件(同1億1900万円)と比べて約4割減少したことが、県警振り込め詐欺対策室のまとめで分かった。対策室は「各家庭が振り込め詐欺への警戒を強めたことや、金融機関などの協力で被害を減らせたのではないか」とみている。 10年は12月25日までの集計。振り込め詐欺のうち、金を貸すための保証金名目でだまし取る「融資保証金詐欺」は4件(前年比41件減)、被害額1250万円(同1280万円減)に減少。「架空請求詐欺」も28件(同16件減)、被害額1440万円(同2160万円減)となった。 1方で、息子や孫をかたる「オレオレ詐欺」は、被害額は4140万円(同1640万円減)だったが、件数は34件で前年より4件増加。秋に急増し、10月だけで9件、計1250万円がだまし取られた。 同対策室によると、被害者に送金させるだけでなく、犯人側が現金を受け取りに行くなど、犯行グループが次々と新たな手口を使って相手の油断を誘うことが、繰り返し被害が起きる一因となっているという。 「振り込め詐欺の存在を認識している人でも、自分の知る手口と違えば信じがちだ」と同対策室。今後も続くと予想される犯行に「善良な人が信じてしまうのは仕方がない。家族間で振込先の口座を一つに決めておくなど、だまされても金が犯人に渡らないような対策を取ることが大切だ」と話している。 (妹尾聡太) PR情報
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