「全日本・3冠ヘビー級選手権」(10日浜北総合体育館グリーンアリーナ)
王者・諏訪魔が太陽ケアの挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。
首の古傷を何度も攻められたが、意地だけで立ち上がった。最後はラリアートから必殺技ラストライドでケアをマットに沈め、前回の王者時代に引き分け防衛に終わった08年8・31両国大会からの完全決着を果たした。王者は「2年以上、あの両国での悔しさがあった。あんな思いはしたくなかった」と明かした。
KENSO、KONO、曙の3人からリング上で挑戦表明された。諏訪魔は「チャンピオン冥利(みょうり)に尽きる」とご機嫌ながら、態度を保留。「ベルトの価値が上がるなら誰とでもやる。まだ俺は挑戦者を決める立場にない。真の王者に上り詰めるまでチャレンジャーでいたい」と“三者択一”を団体に委ね、美酒に酔いしれた。