女優の沢口靖子(45)、長澤まさみ(23)らを輩出した「第7回 東宝シンデレラオーディション」のグランプリ発表会が9日、都内で行われ、過去最多応募4万4120人から鹿児島市出身の小学5年、上白石萌歌(かみしらいし・もか)さん(10)が頂点に輝いた。10歳でのグランプリは、これまでの記録だった、第5回の長澤の12歳を更新し史上最年少。姉の上白石萌音(もね)さん(12)も審査員特別賞に選出され、初の姉妹受賞となった。
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4万人を超す過去最多応募の中から、史上最年少となる10歳のシンデレラが誕生した。グランプリが発表された直後、萌歌さんは「夢みたいです。うれしくて言葉になりません」と涙は見せずに笑顔で喜びをかみしめた。
先輩にあたる長澤は、審査員として参加し「ほかもカワイイ子でしたが、ひとりだけ違うオーラがありました」とニューヒロインの資質に太鼓判。自身が保持していた12歳の最年少記録を更新されたが、「ビックリしましたけど、しっかりしてるんで、元気いっぱい毎日楽しんでもらえたら。笑顔を忘れないでほしいですね」と女優の心得を伝授した。
主催の東宝は、選定理由を「表情が豊かで、何をやっても人の心をつかめる。持って生まれたものじゃないでしょうか」と説明。デビュー作は未定だというが「5〜6年時間をかけて丁寧に育ってくれたら」とダイヤの原石に期待を寄せた。
15人のファイナリストに残っていた姉の萌音さんも、審査員特別賞に輝いた。萌歌さんが5歳、萌音さんが7歳のときからともにミュージカルスクールに通い、芸能界を夢見てきたという。自分の受賞の瞬間は喜色満面だった萌音さんだが、直後に妹のグランプリが決まると涙をこぼし、姉妹愛で会場を包んだ。
萌歌さんは「どんなことでもできる女優さんになりたいです」と目標を掲げ、報道陣から将来的な姉妹共演を持ちかけられると「ハイ!!したいです」とうれしそうに答えた。身長146・4センチの小さな体に詰め込んだ大きな夢‐。キュートな薩摩おごじょのシンデレラストーリーが幕を開けた。
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