「Krush」(9日、後楽園ホール)
10年K‐1ワールドMAX世界2位の佐藤嘉洋(29)が、20代最後の試合で世界4冠王シェムシ・ベキリ(24)に判定2‐1で辛勝。次戦にMAXの決勝で敗れたジョルジオ・ペトロシアン(25)との再戦が浮上した。
強烈なソバットで尻もちをつき、パンチで鼻血を出す多難な立ち上がり。中盤以降ローとボディーで盛り返したが「世界トーナメントと同じくらいキツかった」と苦笑する大苦戦だった。
所属ジムの小森次郎会長からは負ければ3、5、7月の欧州遠征はく奪が言い渡されており、首の皮一枚つながった格好。佐藤は「ファイトコード」(3月12日・イタリア)でペトロシアン戦をオファーされていることを公表し「25歳のころまでのガツガツした気持ち」で欧州に殴り込むことを誓った。