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■ 秋田のニュース:北斗星
北斗星(12月15日付)
希望、失望、絶望、そして怒りへ—。13日夜、秋田市で講演した自民党の石破茂政調会長が民主党への国民感情をこう表現した。政策も政局も行き詰まり感漂う民主党。期待した分、国民の落胆も大きいということだろう
▼最新の世論調査にも如実に表れている。菅内閣の支持率は危険水域とされる30%を下回り、20%台前半をフラフラ。政党支持率で自民に逆転されるありさまだ。政策の迷走、党内の足並みの乱れが支持率低下を招いている
▼小沢一郎元代表の国会招致問題は岡田克也幹事長が政倫審への出席を直接要請することになったが、これまでもなかなか会えずにきた岡田幹事長が本当に会談できるのか。幹事長が党所属議員に会えないこと自体が異常だ
▼「脱小沢」と「親小沢」の対立は一触即発状態。双方の出方次第では集団離党や政権組み替えなどの大政局も予想される。確かに小沢氏には国会の場で説明する責任がある。ただ執行部が今、なぜ小沢氏招致問題を持ち出すのか
▼自民党との大連立には小沢氏がアキレスけんだ、支持率アップには小沢氏への厳然とした対応が必要—などの声が党内から出ているようだ。政策そっちのけの内部抗争や権力への執着は、自民党政権時代とさして変わらない
▼それもこれも私たちが選んだ政治家の行動や思惑である。政治へのあきらめは無関心を呼ぶが、無関心になるほど政治は危険な方向へと進む。やはり、あきらめずに政治を注意深く見るという姿勢が大事になる。
(2010/12/15 09:41 更新)
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