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小沢氏の国会招致問題で民主党政権はどうなるか

2010年12月28日政治・国際

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 民主党内の混乱が収まらない。小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)などへの国会招致問題が尾を引いている。政倫審出席を求める菅首相とそれを拒否する構えの小沢氏は、12月20日、25日と連続して会談。2人の対立は収まらず、27日の民主党役員会は、通常国会までに政倫審への出席要請を議決するとの方針を確認。28日になって、小沢氏が政倫審出席の意向を表明した。再燃した対立を経て、民主党と菅政権、小沢氏はどうなるのか。※12月11日、福井県内で講演する小沢氏

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櫻田淳

民主党は「次の政権運営」への芽を残せるのか

櫻田淳
 臨時国会閉幕後に噴出した民主党の党内抗争は、収束に向かう気配がない。小沢一郎(元民主党代表)の衆議院政治倫理審査会招致に絡んで、菅直人(内閣総理大臣)や仙谷由人(内閣官房長官)の企図は、小沢や民主党内親小沢系議員の反発を招いている。 そもそも、菅や仙谷は、小沢とは「異なる星」の下に生まれた政治家である。「55年体制」と呼ばれた自由民主党の一党優位体制の下で、自民党の執政に対峙してきた菅にとっては、小沢が「打倒すべき自民党」の体質を具現する存在であったというのは、想像に難くない。その事情は、19・・・続きを読む
後藤謙次

「小沢政治」に幕が下りる年

後藤謙次
 「政治家の判断として、通常国会で政倫審に自ら出席することを決意した」――。民主党の小沢一郎元代表は28日午後、突然記者会見して従来の出席拒否から一転、出席に柔軟な姿勢を見せた。ところが閣僚の1人は「追い詰められたからだろう」と冷ややかな反応を示した。さらに、徐々に小沢氏の出席が条件付きであることが分かるに従って、政府高官からは「往生際が悪い」などと小沢氏の対応に厳しい声が噴出した。結局、小沢氏の”決断”の効果は限定的で、小沢問題はモヤモヤしたまま越年することになった。 しかし、仮に政倫審問題を・・・続きを読む
櫻田淳

民主党の「迷走」と政治評論の「責任」

櫻田淳
 民主党の党内抗争が激化している。こうした党内抗争は、客観的には菅直人内閣というよりは民主党という政党に大きな打撃を与えることになろう。各種世論調査における民主、自民両党の政党支持率が昨夏の「政権交代」以来、初めて逆転していることは、民主党に寄せられた昨夏の熱気が既に冷めていることを示している。 しかしながら、民主党の現下の「迷走」を前に問い直されなければならないのは、特に民主党に近い立場から「政権交代」を称揚した人々の言説に伴う責任である。 たとえば、山口二郎(北海道大学教授)は、NHK討論番・・・続きを読む

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