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県議選 民主の党勢拡大焦点 16選挙区に21人擁立検討 奈良

2011.1.1 01:07
このニュースのトピックス選挙・奈良

 県議選は、政権与党の民主が菅内閣の支持率低迷など逆風をはねのけ、中央に続いて県内でも党勢を拡大できるかが焦点になる。民主は全16選挙区に21人の擁立を検討し、現段階で新人7人の出馬を決めており、民主が新人を擁立する5選挙区は混戦が予想される。一方、擁立を模索している生駒市など、その他の選挙区で公募を実施したところ応募は2人。民主は新春早々にも戦略の練り直しを迫られそうだ。

 民主の県議倍増戦略の象徴となる選挙区が、山辺郡・奈良市選挙区(定数11)だ。民主は現職2人に加え、一挙に新人3人を擁立した。大票田での勢力拡大をねらうが、「民主の支持率は低迷しており、票が割れる可能性もある。だからといって、今さら公認を取り消すわけにもいかない。複数擁立が裏目に出なければいいが」(同党関係者)と懸念の声が早くも聞こえている。

 一方、自民はベテラン4人が出馬するほか、昨年11月に自民を離党した現職がみんなから公認で立候補する。みんなは、低迷する二大政党を尻目に、統一地方選での党勢拡大をもくろむだけに注目を集めそうだ。

 現有議席保持を命題とする公明は2人が出馬するほか、共産も現職と新人を2人擁立。昨年末には無所属新人1人も立候補を表明しており、候補者が乱立している。

 前回の無投票から一変し、1議席をめぐって三つどもえの様相を呈している葛城市選挙区(定数1)も注目選挙区の1つだ。自民からは6選目を見据えるベテラン現職が立候補するが、民主からも新人1人が出馬。さらに、無所属新人1人が立候補の意向を明らかにした。

 この新人は自民の党籍を有しており、あるベテラン県議は「葛城市選挙区は、昨年11月に県連新会長に就任した奥野信亮氏の地盤でもある。なのに、保守層をまとめきれなかったのは大失態だ」と吐き捨て、「もし『漁夫の利』の格好の民主候補に敗れることがあれば、(奥野氏の)求心力低下は避けられないだろう」と苦り切った表情で話した。

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