ニュース

ナジブ政権の支持率が69%に下降、補助金削減が影響か

マレーシア2011年01月06日 09:01

〈クアラルンプール〉
世論調査機関のムルデカ・センターが昨年末に行った調査によると、ナジブ・ラザク内閣の支持率は69%となり、高率で安定していることがわかった。22%が「たいへん満足」と回答、47%が「やや満足」と答え、「不満」は24%にとどまった。支持率は5月調査時点の72%からは3ポイント下がったが、同センターでは補助金削減策の実施などが影響したとみている。


同調査はマレーシア半島部に住む21歳以上の成人1,005人に対して電話で聴き取ったもので、昨年11月30日から12月11日に実施した。民族別ではインド系が85%と最も支持率が高く、マレー系は74%、華人は54%だった。政府の汚職対策については、59%が不十分と回答。100階建ての超高層ビル「ワリサン・ムルデカ」建設構想については、65%が「反対」と答えた。


また回答者の54%が「国が正しい方向に進んでいる」と回答、5月調査の52%から改善した。景気回復が背景にあるとみられる。景気については、53%が満足していると回答、5月調査の47%から改善した。


また最も懸念していることとしては、「経済」が24%と最も多く、「社会問題」が16%、「民族問題」が11%と続いた。

関連記事

powered by weblio


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

この記事に関するコメントを投稿

ページの先頭に戻る