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異常な編成、公約迷走予算案の問題点追及

公明新聞:2011年1月10日付

NHK番組で山口代表

地方議会改革で先頭走り
統一選の完全勝利めざす
菅政権との連携「考えられない」

公明党の山口那津男代表は9日午前、NHK番組「日曜討論」に出演し、今月召集予定の通常国会の対応や重要政治課題などについて、インタビューに答える形で、大要次のような見解を述べた。

【政権への姿勢】

一、(「闘う野党」とは)外交・安全保障でつまずき、閣僚の失言が続き、政権運営に心もとなさを露呈している政権に対し、厳しく対峙する基本姿勢だ。

一、(民主党の小沢一郎元代表の国会招致問題について)まず本人が国会で説明責任を尽くすことが求められている。衆院政治倫理審査会(での説明)は必ずしも否定しないが、民主党、本人が結論を出すべきだ。

一、(問責決議を受けた仙谷由人官房長官らが交代しない場合について)政権側の誠実な対応がなければ、審議に応じることは難しい。(仮に内閣改造で交代すれば)われわれは(国会審議に)応じていいと思っている。

【通常国会の対応】

一、(2011年度予算案について)予算案は2年連続、税収を上回る国債発行になっており異常だ。内容的にもマニフェスト(政権公約)の迷走ぶりが表れ、デフレ脱却や財政健全化の道筋がはっきり見えない。予算関連法案は、それぞれの課題を議論した上で対応を決めたい。

一、(民主党と連携の可能性について)今、これだけ支持率が下がっており、政権担当能力にも疑いを持たれている。こういう政権に連携することは考えられない。「闘う野党」として物申していく。

一、(衆院解散、総選挙について)解散に追い込むことありきで、臨もうと思っているわけではないが、何が起こるか分からない。解散は首相の専権だ。常在戦場という立場で臨みたい。

【社会保障に関する与野党協議】

一、まず与党が自身の考え方を提示し、その上で与野党協議をして、社会保障のあり方、道筋をはっきりさせるべきだ。その次に負担のあり方だ。消費税(の議論)も重要だ。税と保険料の両方を通じて、所得再分配が行われる制度づくりを議論すべきだ。

【外交・安全保障】

一、(対中外交について)昨年12月、中国の習近平国家副主席と会った。習副主席は、日本とはライバルではなくパートナーとして、善隣友好の関係を築きたいと述べた。国際社会が直面する課題で、中国も力をつけていくのに伴う責任を果たさなければならない。(日中両国は)そういうことを言い合えて、国際社会、地域に平和・安定・発展という共通目標を実現できる関係をつくるべきだ。

【選挙制度改革】

一、(参院選挙制度改革について)1票の格差是正には、広いブロックを考える必要がある。多様な民意を反映するのに、どういうあり方が望ましいのか、議論の必要がある。併せて衆院の方も、最高裁の(違憲)判決が想定されるので、衆参とも議会制民主主義の本来のあり方から何がふさわしいか、大きな議論を進めるべきだ。

【統一地方選】

一、議会改革の先頭を走り、完全勝利をめざしてがんばりたい。住民の声を聞き届けるため、チーム力を発揮できる基盤をつくりたい。それぞれの地域課題で住民の声を受け止めて政策を発信し、国政と連携するネットワーク力を生かした、(公明党の)政策実現を強く訴えたい。

 

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