[PR]
ニュース:経済・IT RSS feed
社員教育の実施割合が最低に 不況によるコスト削減で
このニュースのトピックス:労働・雇用
厚生労働省が23日発表した能力開発基本調査によると、通常の仕事を一時離れて行う教育訓練(OFF−JT)を平成20年度中に正社員に実施した事業所の割合は、前年度より8・5ポイント低下の68・5%で、現行方式で実施した過去4年間で、最も低かった。
非正規社員に実施した事業所は33・2%で、6・4ポイント低下。厚労省は「20年秋のリーマン・ショック以降の景気後退で、多くの企業が教育訓練費を削減したため、実施割合が大幅に低下した」と説明している。
日常業務を行いながら教育訓練をする「OJT」を、正社員に対し計画的に実施している事業所は、2・4ポイント低下の57・2%。自己啓発を支援している事業所の割合も13・1ポイント低下の66・5%だった。
調査は21年10月から11月にかけて実施し、4463事業所が回答した。