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8日、愛媛県は、同県今治市のすし店経営の長井秀人さん(63)が自ら調理したふぐ料理を食べた後、食中毒で死亡したと発表した。
長井さんは経営するすし店で、7日午後3時ごろから自分が調理したふぐの刺身や内臓を常連客2人と食べたという。食事の後、3人は手足や呼吸困難の症状が表れ病院に搬送された。
長井さんは搬送先の病院で8日午前中に死亡し、常連客のうち1人の66歳の男性が意識不明の重体となっているが、もう1人は命に別条はないという。
長井さんはふぐ調理に必要な免許を持っていなかった。
愛媛県は長井さんらの症状をふぐによる食中毒と断定し、ふぐを調理して常連客に振る舞った経緯や内臓のどの部分を食べたのかを詳しく調べていく方針だ。