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【芸能・社会】

啄木ファン200人集う 「一握の砂」発刊100年

2011年1月10日 19時26分

 岩手県出身で明治の歌人、石川啄木の「一握の砂」が昨年12月に発刊100年を迎えたことを記念し、啄木に詳しい学者らが10日、盛岡市でパネルディスカッションなどを行い、ファン約200人が参加した。

 「一握の砂」は1910年出版。自由な作風と、独特の三行分かち書きの短歌で知られる。

 パネリストの一人は「啄木なくして(宮沢)賢治はなかった」と述べ、啄木が同じ岩手県出身の賢治に強い影響を与えたと指摘。別のパネリストは、啄木が日常の言葉で短歌を詠んだとして「詩歌を庶民のものにした」と評した。

 高校で短歌を学んでいる松平未来さん(15)は「啄木に『生きた時代を伝えたい』との強い思いがあったからこそ、今に読み継がれていると感じた」と話した。

(共同)
 

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