秋葉原のアニメ文化拠点 閉館
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秋葉原のアニメ文化拠点 閉館

1月10日 23時45分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

5年間にわたり、日本のアニメーション文化の発信拠点となってきた東京・秋葉原の「東京アニメセンター」が、閉館することになり、活躍したキャラクターなどに感謝の賞が贈られました。

東京アニメセンターは、アニメ制作会社でつくる団体が、日本のアニメの魅力を紹介する拠点として、平成18年にJR秋葉原駅前の再開発ビルに設けました。これまでに海外からの観光客10万人などあわせて128万人が訪れましたが、一定の役割を果たしたとして、いったん閉館することになりました。10日の閉館イベントにはアニメファンらおよそ100人が集まり、鳥取県の観光大使を務める「ゲゲゲの鬼太郎」の着ぐるみや、秋葉原を訪れる海外の人たちにメイド姿で観光案内をしているNPOのグループ、それに数々のアニメで声優を務める羽多野渉さんらに感謝のトロフィーが贈られました。50回近く訪れたという千葉県の20歳の男性は「声優さんを身近に感じられ、多くの友人とも知り合える場所だっただけに、閉館は残念です。規模を大きくして復活してほしいです」と話していました。東京アニメセンターにあった設備は、日本動画協会に移され、動画協会では、リニューアルしたうえで、再開することを検討しているということです。