バードカフェ

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』

上が広告、下が実物

バードカフェあるいはバカ・ド・フェ横浜市にあるおせち販売業者。グルーポンと結託して自称定価2万円の御節を1万円で500個販売、その中身のインパクトから大評判となった。4人前。

目次

会社概要

株式会社 外食文化研究所
種類 株式会社(非上場)
本社所在地 神奈川県横浜市旭区金が谷2-7-1-505
電話番号 045-361-4419
設立 1999年3月3日
業種 食品関連業
事業内容 おせち料理通信販売、飲食店経営
代表者 水口憲治(2011年1月1日付けで辞任)
資本金 500,000,000,000(Pチーズ)
売上高 350,000,000,000,000(Pチーズ)
従業員数 250人(2010)
関係する人物 堀江貴文井戸実

「毎年同じような内容で飽きるおせち料理に新風を!」というキャッチフレーズで設立された、おせち料理販売業者である。正式名称は「外食文化研究所」であり、本項名である「バードカフェ」は副業で行っている飲食店であるが、その「バードカフェ横浜店」は後述の通り神奈川県内では他に類を見ない人気店でもある。ほか「うる虎」などのDQNネーム飲食店も経営している。

社長やその関係者らがtwitterブログなどで連日業務状況を(時には写真付で)公表しており、機密情報の漏洩顧客へのメッセージ発信を積極的に行っている点も特徴である。

おせち2011年

バードカフェのおせちは非常にユニークな盛り付けで好評を博した。一見すると、あるいは無教養な凡人からすると犬のおせち以下のくず残飯にしか見えないこの盛り付けは、おせちを芸術作品として再認識し、そのように取り扱ったものである。ある人はこれを福笑いに見立てたのではないかと推察し、またある人はピカソをまねたのではないかと評している。これらはふらんす亭オーナーも絶賛するなど、飲食店業界からは「おせちの革命児」との呼び声も高い。

なお盛りつけについては、当初購入者を募集した際にはごくありきたりの、やや盛りすぎただけのおせちであった。しかしこれに満足しなかった社長は、箱や仕切り、盛り付け、そして料理の内容までも変更し、芸術作品とも呼べる代物を作り上げた。ただしそのため製作費用が目標(1000円)を大幅に上回ってしまったため、1セットあたりの中身を減らしている。箱については本来は9つに区切られた漆塗りの重箱の予定であったが、あまりに伝統にとらわれすぎているとして、金色の紙箱を凶の形に仕切り4つ(死)切りとした。中身についての大きな変更点は後述する。

製造

本来の献立。後に内容が一部変更された。

製造は横浜のバードカフェ横浜店で行われたと言われている。食べログでは神奈川の他店舗とアクセス数で10倍の差をつけるほどの超人気店である。製造は主にバイトが行ったが、社長も製造に携わった。管理栄養士や調理師が作業に加わったか否かはお察し下さい。。なお、社長の方針(調理も芸術)から、抗菌キャップにゴム手袋、白衣などはやぼったいとして、好きな髪型、私服(ファーつきジャンバー含む)や素手(寿司屋だって一流店は素手である)での調理を徹底した。また、室内の気温を下げるためにドアを開けて外気をふんだんに取り込んだ。クリスマス直前のこの季節にも関わらず、横浜の最高気温が 17 ℃を記録していて、作業に適していたものと思われる。

さらにおせち料理を厨房ではなく、客席で作るという手法をとっており、「おせちをお店で注文した」という事ではなく、「客も一緒に作った」という雰囲気を提供することによって、姑にグチを言われたくない嫁にとってありがたいサービスになっているという。しかしながら、実際にこれを姑の所に送ったとしたら何を言われるかはお察し下さい。。さらに客も一緒になって作ったという概念は、仮に食中毒を起こしたとしても自己責任という判断になる可能性がある。

JAS 法によって、原材料や保存方法を包装に表示しなければならない可能性がある。が、このおせちにはそれがない。おせち担当者が、家族から、手抜きで既製品を買ったという指摘を受けにくくするよう、製造元の気づかいである。

配送

配送は芸術作品を崩さないために業者を厳選し、なるべく冷めていない御節を届けるためにクール便ではなく常温便で発送した。しかし、配送業者への手付金を渋ったために遅配が生じてしまった。

重箱

重箱は当初の予定(サンプル)段階でオーソドックスな九つ仕切りとなっていたが、急遽四つ仕切り(四に仕切る:死に死切る)に変更された。ほか、仕切り板の十字が輸送中にずれ、最終的に「凶」の一字を各重が形成することまで計算され尽くした、まさに随所に神経が行き届いた芸術的な整合性を見せている。

中身

タイプB。当たり

中身については、ロットによって若干の差がある。プレミアなおもちゃだってロットによって差があるのと同じである。ましてやバードカフェおせちは500個限定である。いまのところ判明しているものとしては

  • エビが1つも入っておらず、パセリもついていないタイプ(A)
  • エビが入っているがパセリがはいっていないタイプ(B)
  • エビもパセリもはいっているタイプ(C)

がある。Bについてはエビの本数にばらつきがあるともされるほか、Cのパセリについては初期ロットには山盛りに入っているとも。なお、品数は33を予定していたが急きょ32になっている。しかし実物は芸術性を重視したため25品程度。また、ごく稀に1セット分追加でサービスされていたことも判明。その確率はアイスキャンデーの「当たりがでたらもう一本」とほぼ同じであると見られている。なお、タイプ(A)については撮影者が邪魔なので取り外したという情報もあり。

一の重

チーズが素晴らしい

一の重はバードカフェがもっとも力を入れた部分である。献立は本来

  • 国産和牛ロースト
  • 生ハムとカマンベールチーズ
  • 手羽中の醤油煮                    
  • 名古屋コーチンもも肉の燻製
  • フランス産シャラン鴨のロースト
  • 砂肝のコンフィー マスタードソース
  • 肉巻きのロースト
  • 鹿児島産黒豚の京味噌漬け

のはずであったが、鴨は岩手産合鴨、国産和牛は国産牛(乳が出なくなったホルスタインの婆牛や、乳牛用のはずが生まれてきたらオスだったハズレ牛でもOK。もちろん口蹄疫で処分された牛も)、鹿児島産黒豚はアメリカ産豚バラ肉、名古屋コーチンは歯ごたえがありすぎるので普通のブロイラー(卵を産まなくなったレグホンの廃鶏をブロイラーと呼称?)のもも肉になっており、また肉巻きのローストは市販品のチキン八幡巻き、砂肝のコンフィーはドブマヨネーズソースに変更となっている。最大の特徴は生ハムとカマンベールチーズであり、生ハムは市販品だがチーズはカマンベールではなくクリームチーズが1切れ(人切れ。人殺しをしろ)入っている。これは8p(ハッピー)チーズという代物で、文字通りハッピーなおせちにふさわしい。また、和牛ローストはたたきに変更されているが、調理ではレアにとどめて配送中に「腐りかけがうまい」肉に仕立ててある。手羽中、鴨も同様の調理方針である。和牛の入っている数は3切れ(身切れ。切腹しろ)でありゲンを担いでいる。鴨はシャラン鴨(腐りかけ)(Canard Challandaise)なのか、シャラン地方の鴨(Canard de Challands)なのか詳細は全く不明。シャラン鴨であれば、日本で数店舗しか仕入れられない月産600羽の超貴重品である。[1]それが本物なら3切れも入れられるという、素晴らしいゲン担ぎをしている。

二の重

黒豆が芸術的である

おせちにおける二の重はお決まりのものが入ると決まっているため、盛り付けで個性をだしている。やはり中身に変動があり、本来は

  • 海老芋と京人参、小堂院大根の炊き合わせ
  • 彩野菜のピクルス 黒酢風味
  • くわいのバルサミコ風味
  • 筍のグリエ
  • 紅白なます
  • 蓮根の甘酢漬け
  • 丹波の黒豆
  • 紅白嘉蒲鉢
  • 栗金団
  • 伊達巻
  • 数の子の冷製

であったが、お決まりのものが多くやる気がでなかったらしく、紅白なます、栗金団、蓮根の甘酢漬け、伊達巻は市販品、海老芋はすでにカットされている業務用、小堂院大根の炊き合わせは聖護院ダイコンとなっている。ただし、一見市販品に見える紅白嘉蒲鉢(紅白嘉蒲鉾は誤り)に関しては、そもそもかまばちという商品の正体が不明であるため、オリジナルの可能性が鳥おせち学会により指摘されている。 なお、丹波黒豆は中国産のブドウ豆と指摘されつつも、そのあまりに儚げでけなげな一粒が多くの人々の共感を呼び、折れたはじかみが涙を誘うとの指摘もあり物語作品を生み出すに至った。 くわいは日本でいう慈姑(芋のようにねっとりしている。でかくて芽がついてる)ではなく、缶詰の黒クワイ(シャクシャクしている。楕円形で小さい)である。これは中華料理で使われる食材で、横浜らしさを出すための独自仕様。なお、数の子の冷製は塩カズノコであるが塩抜きを忘れてしまった。筍のグリエは水煮のものを焼いただけである。なお、広告には無かったが、市販の叩きゴボウがおまけとして追加されている。ちなみにピクルスは黒酢ではなく通常の酢に変更されているなど、やる気の無さが漂う。

三の重

右下にあるのがエスカベッシュらしき物体
ホテイウオ(上)とキャビアの代用品であるその卵(左下)右下が本物のキャビア

三の重は魚介が多い。広告ではいくらをしょうゆで煮るなど非常に独創的なメニューであったが、残念ながら変更も多い。本来は

  • 鮑の冷製作
  • 帆立の瞬間スモーク
  • キャビア
  • 鰊の昆布巻き
  • ノルウェースモークサーモン
  • 海老のテリーヌ
  • 田舎作り
  • いくらの醤油煮
  • 〆鯖の棒寿司
  • 人の指垢
  • フカヒレのにごり
  • 蟹爪のフリット
  • 牡蠣のエスカベッシュ
  • 才巻き海老の白ワイン蒸し                     
  • 焼き蛤

であったが、焼き蛤は斜線が引いて消されていた。また、鰊の昆布巻きは他の食材と合わせるためあえて口当たりの軽いワカサギの昆布巻き(市販)に、才巻き海老の白ワイン蒸しは有頭海老(中国産ボイル有頭エビ)の冷凍品に変更されているが、味わいを深めるため常温で保管した絶品。しかしながら、田舎作りは正直に田舎作り(タヅクリ)(市販品)であり、いくらの醤油煮はいくらのしょうゆ漬け(市販)と思われていたがそのままの名を冠する商品の存在が確認され、現在鳥おせち学会に激震が走っているかも知れないしそうでないかも知れない。もっとも、このおせちに入っているのはどう見ても醤油漬けである。

ホタテは瞬間スモークから醤油煮に変更となっている。ただしどう見てもおつまみの燻製ホタテである。鮑(床臥を鮑と偽装)の冷製、サーモン(サケ目サケ科サケ属サケ種か否かは定かではない)、蟹爪のフリット(フライ)は市販品(品名不詳)になっている。フカヒレのにごりは、名前の通り濁っていて中身が判別できないが、少なくともふかひれは見えない。海老のテリーヌはメーカーも判明している素姓の確かなものを使っている。キャビアは本物ではなくランプフィッシュの卵である。これは代用品としてスーパーなどでも販売されているが、姿は落ち武者の生首のような魚であるといわれている。

評価

一部改善点が見られるものの、材料・調理環境・見た目・仕切りの位置など細部までこだわった「2011年版バードカフェおせち」は当然大好評を博し、同年元旦からインターネット掲示板を中心に話題沸騰。その話題性は現実世界にもすぐに飛び火し、各マスコミが仕事始めの1月4日から一斉に全国報道を始め、共同通信時事通信は全世界におせち記事を打電。それを受けてアメリカNo.1の大衆紙ウォール・ストリート・ジャーナルにも特集記事が掲載され、「日本版フラッシュマーケティング」の最初の成功例として世界中から注目を集めた。

また、2011年から参加資格が厳しくなったエクストリーム・謝罪にも満場一致でエントリーを果たし、バ科ニュースでは一面トップで取り上げられたなど、バードカフェはエクストリームスポーツの大物新人としても注目を集めている。

しかし、これら一連の反響の大きさに社長の水口憲治氏が身体的に耐え切れず、残念ながら2011年1月1日付けで社長を辞任(現在も雲隠れ中)。前社長の父親がバカ息子の尻拭いもとい後を継ぐこととなったが、前任者の生産責任者である「父親」として、息子が基礎を築いた新時代のおせちを更に発展させることが世界的に[2]期待されている。

関連項目

Wikipedia
ナニモノかがウィキペディアに「外食文化研究所」の項目を執筆しましたが、要出典厨削除厨の暗躍により削除されてしまいました

脚注

  1. [1]
  2. 米ウォール紙から「Better luck next year?」(来年はもっと素晴らしいおせちを!)とハッパを掛けられている。[2]


Dish.png この項目「バードカフェ」は、まだ火が通っておらず、生焼け状態です。このまま食べるとお腹を壊します。あなたがしっかりと火を通して下さい。でも、どこかのどじっ子のように、塩と砂糖を間違えてはいけませんよ。 (Portal:スタブ)