2011年 1月 10日
住宅で母娘の遺体 無理心中か
9日午後、観音寺市の住宅で母親と娘の2人が死んでいるのが見つかりました。警察は無理心中を図った可能性があるとみて捜査しています。9日午後2時過ぎ、観音寺市内の住宅で61歳の母親と32歳の二女が死んでいるのを訪ねてきた親戚が発見し、警察に通報しました。二女は2階のベッドに横たわり腹部に刃物で刺された傷がありました。また母親は2階の階段手すりにひもをかけ首をつった状態でした。室内からは柄の部分に血のついた刃物が見つかったほか、母親が書いたと見られる知人や親戚にあてたメモが数枚あったということです。警察は2人が無理心中を図った可能性があるとみて10日、遺体を司法解剖し詳しく調べることにしています。

岡山武道館で鏡開き式
剣道や柔道などの愛好家が1年の精進を決意する鏡開き式が10日朝、岡山市で行われました。これは今月5日から始まった寒稽古の締めくくりとなるもので4歳から80歳代までの剣道や柔道などの愛好家約700人が集まりました。始めに総仕上げの稽古が行われ、参加者たちは気合のこもった掛け声を出し、打ちこみや乱どりを行いました。このあと行われた鏡開き式では5日間の寒稽古に休まず出席した116人に皆勤賞が贈られました。岡山武道館によりますと今月5日からの寒稽古には去年とほぼ同じ数の延べ1400人が参加したということです。

川相昌弘杯軟式野球大会
岡山市出身で今シーズンからプロ野球・巨人の2軍監督を務める川相昌弘さんを招いた軟式野球大会が10日、岡山市で開かれています。この大会は川相さんが2003年に犠打の世界記録を達成したことを記念して、毎年、開かれているものです。今年は岡山市のスポーツ少年団から選抜された5チームが参加し、はじめに瀬戸ドリームスの山根拓磨くんが「最後まで全力でプレーします」と宣誓しました。そして川相さんが始球式に登場し、大会を盛り上げていました。川相さんは去年、7年間在籍した中日ドラゴンズを退団し、今シーズンから古巣の巨人で2軍監督を務めます。子供たちは憧れの川相さんが見守るなか、全力でプレーしていました。

「建部町」と「瀬戸町」町名存続へ
4年前に岡山市と合併した旧建部町と瀬戸町で来年1月の合併特例区解散後も「建部町」「瀬戸町」の町名が存続する見通しになりました。旧建部町と瀬戸町は2007年1月に岡山市と合併し来年1月で合併特例区が解散します。合併特例法では合併前の町名は特例区の解散とともに原則、消滅すると定められていますが岡山市では地元住民の存続の要望を尊重し、「建部町」「瀬戸町」の町名を存続させる方針を固めたということです。旧建部町と瀬戸町では去年行った署名活動でいずれも6割以上の住民が町名の存続を希望していました。岡山市では今月14日の臨時市議会に存続させるための議案を提案することにしています。岡山市内の合併地区の町名は、「灘崎町」だけが消滅しています。