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Cisco Systems, Inc. ®

シスコの自信作に注目!-- FEX(Fabric Extender)


キーマンズネット

  ※株式会社リクルート キーマンズネットに2008年12月08日に掲載された記事より転載
     掲載されておりますサービス内容、料金などは、掲載日または更新日時点のものです。


掲載日: 2008/12/08

シスコシステムズ
データセンタの運用・管理をスッキリさせるシスコの自信作に注目!

2008年4月、シスコはデータセンタ向けスイッチCisco Nexus 5000(以下、Nexus 5000)を発表。ファイバチャネルをEthernet上に載せるFCoE(Fibre Channel over Ethernet) により、ケーブル数を従来の1/3以下へと削減することが可能になりました。

シスコでは次のステップとして、Nexus 5000との組み合わせにより、ネットワーク機器の運用・管理を革命的にスッキリとさせる新製品Fabric Extenderを2009年第一四半期にリリース予定です。

Fabric Extenderにより、データセンタはどのように変わるのかを詳しく紹介!更に、データセンタと切り離すことのできない、仮想化への対応にも迫ります。

↓

まずは確認!
FCoEがもたらす効果

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Fabric Extenderにより
ラックネットワークをまとめて制御

↓

VN-Linkとの連携で
仮想サーバネットワークもラクラク管理



データセンタではリソースを有効活用するために、仮想サーバ技術の導入が急速に拡大しています。

しかし、そのためには仮想サーバLAN、ハイパーバイザー・マネジメントLAN、バーチャル インフラストラクチャサービス LAN、仮想サーバSAN(ストレージエリアネットワーク)など複数のI/O(入出力)が必要となります。その結果、ラックの背面はケーブルだらけ…という状態に陥ってしまったデータセンタも多く見受けられます。

2008年4月に発表されたデータセンタ向けスイッチNexus 5000は、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)などによって実現する「10GE I/O統合&ユニファイド ファブリック」により、サーバ単位で必要なHBA(ホストバスアダプタ)/NIC(ネットワーク・インターフェース・カード)の数を大幅に削減することが可能になりました。

 
Nexus 5000は、単にケーブルをスッキリできるだけではありません。

運用管理負荷削減に加え、消費電力も抑制。ラックあたりのサーバ収容数の増加も可能であるため、ラックあたりのコスト削減が見込めるのは、大規模化するデータセンタにとって大きなメリットと言えます。

また、一度ケーブリングさえしてしまえば、あとはコマンドを叩くだけでファイバチャネルやNASなどへプロトコルの変更が可能になり、オンデマンドでサービスやリソースを提供する次世代のクラウド型のデータセンタにぴったりのソリューションです。

Nexus 5000シリーズは、ラインレート、低遅延でパケット ロスが発生しない、10 ギガビット イーサネット、Cisco Data Center Ethernet、及び Fibre Channel over Ethernet(FCoE)に対応した、データセンタ向けスイッチです。
 








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近い将来、シスコが発表するFabric Extenderは、1つのラック内に存在する複数のネットワーク機器を集約してNexus 5000と接続するための、まったく新しい機器になります。

しかし、Fabric Extenderについて、詳しく紹介する前に、まずは確認しておきたいことがあります。それはデータセンタにおけるスイッチの2つの配置方法「Top of Rack」と「End of Row」それぞれが持つメリットについてです。

 
ラックを段階的に増やしていく、拡張型のデータセンタなら「Top of Rack」、あらかじめ全体を設計してしまう大規模のデータセンタなら「End of Row」というように使い分けられることが多いようです。

 
Fabric Extenderはラック内のサーバを統合し、上位のNexus 5000へと接続する、リモート・ラインカードのような位置づけの機器となります。 Nexus 5000 + 複数Fabric Extenderの組み合わせは、あたかも仮想的な1つのスイッチのように振舞います。

具体的には各ラックの最上段にFabric Extenderを配置し、そのラック内のサーバを集約する。 各Fabric ExtenderをNexus 5000に接続することで、Nexus 5000は配下の複数のラック内のサーバを統合して管理できるようになります。スイッチのコンフィグ設定も、OSのアップグレードもすべて中央のNexus 5000だけでOK。もちろん、スパンニングツリーの面倒な設計ともサヨウナラ。

これにより、短いケーブルでラック内のサーバを収容できる「Top of Rack」のメリットと、管理個所が少なく運用・管理がラクである「End of Row」のメリットの両方を同時に実現。両者の“いいとこ取り”をしたデータセンタ構築が可能になるのです。
 


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しかし、Nexus 5000とFabric Extenderにより、物理サーバをスッキリと運用・管理ができるデータセンタを構築したとしても、仮想化が進むデータセンタを視野に入れた場合、目に見えない仮想サーバも物理サーバと同様に統合された形でスッキリと運用・管理をしたいと思う人もいるかもしれません。

シスコでは、この課題を解消するために、2008年9月、VMwareと共同で開発した新たなソリューション『Cisco VN-Link(バーチャルネットワークリンク)』(以下、VN-Link)を発表しました。
VN-Linkソフトウェアソリューションは2009年前半、ハードウェアソリューションは2009年後半にリリース予定です。

VN-Linkとは、平たく言ってしまえば、仮想マシンで作られた仮想環境上において、仮想マシンを見える化し、従来の物理スイッチやサーバの環境と同様に、バーチャル スイッチや仮想マシンをうまく扱うためのソリューションです。
 
仮想マシンごとにセキュリティなどのポリシーの付与が可能になります。また、VMwareのVMotionによって仮想サーバが移動しても、付与されたセキュリティポリシーの設定などは、移動したサーバにひも付けられたまま。これにより、仮想サーバ環境でも物理サーバのみの環境と同じように、高いセキュリティを維持することが可能に!
 
ネットワーク管理者が作ったネットワークの設定やセキュリティポリシーを、サーバ管理者は選択するだけで、仮想サーバに適用。これにより、サーバ管理者は仮想サーバのメンテナンスは今まで通り行いながら、仮想スイッチというネットワークの部分の設計、管理はネットワーク管理者にまかせることが可能に!ネットワーク管理者は、物理サーバ用のネットワークとの一元管理が可能に。VN-Linkハードウェアソリューションを使うと1台のスイッチで物理、仮想環境のネットワークをすべてまとめて管理が可能に!
 

今回紹介したNexus 5000、Fabric Extender、VN-Linkを組み合わせることで、複数サーバでの小規模統合から、いくつかのラックをまとめて管理するデータセンタ規模の統合仮想化、更には、通信事業者や通信網をまたいだ統合まで、お客様のニーズに合わせた規模での統合、仮想化が可能になります。

クラウドコンピューティングを視野に入れた、これまで以上に大きなスケールのデータセンタが現実味を帯びてきていますが、 ユニファイド ファブリック+VN-Linkの組み合わせが、この流れを推進していく一翼を担うことになると言うわけです。ネットワークは、どのようなハードウェアも公平な立場で自在につなぐことができます。スケールも自在に変更することが可能です。仮想マシン、物理マシンのコントロールポイントとして最適なのはネットワークです。
 





コアスイッチとして、Cisco Nexus 7000シリーズが採用されている。その最大の理由はスケーラビリティの高さ。ヤフーでは1フロアあたり250ラックをデータセンタの標準構成にしているが、これらのラックに設置されたエッジスイッチを、Cisco Nexus 7000シリーズなら1台ですべて収容できるのが、採用の大きなポイントだ。

またヤフーではこれまでCisco Catalyst 6500シリーズがコアスイッチとして活用されてきたが、その運用性を継承できる点も重要なポイントとなった。更に、可用性や信頼性、安定性も高く評価されている。

詳しくはこちらから!


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