「ライバルはＡＫＢ、嵐」　元アイドル４人“再結成”

　元アイドルの榊原郁恵、早見優、松本伊代、石野真子が元アイドルグループを演じるミュージカル「ヒロイン〜女たちよタフであれ！〜」（２月３〜１０日銀座博品館劇場、ほか地方公演あり）の制作発表が東京都内で開かれ、「ライバルはＡＫＢ４８、嵐、それともＫＡＲＡ？」「あ、Ｐｅｒｆｕｍｅ！」と盛り上がり、榊原は「お声が掛かればやります」と本当の結成にも意欲を見せた。

　ただ、かつてミュージカル「ピーターパン」で主役だった榊原も「すご〜い前で忘れちゃってて今からド緊張してます」と上ずった声。

　石野は発表会場まで車を運転して向かっていたが渋滞につかまり、道にも迷い、タクシーに乗り換えたが結局遅刻。「本当にすみません。でもやる気は満々」と自己嫌悪と気合を交互に見せて、会場は笑いに包まれた。

　４人が演じるのは、１９８０年代に人気を誇ったグループ「ミューズ」。トラブルによる気まずい解散から２５年。懐メロ歌謡ショー公開収録で、１日だけ再結成するために集まった４人は、リハーサルが進むにつれ、家庭の問題や言えなかった悩みを互いに打ち明け、距離を縮めていく。

　松本は息子２人がＡＫＢファンで「あまりうちの息子たちを誘惑しないで。すごいんですよ、水着とか」と現代のアイドルに苦情。早見は昔の恋愛を振り返り「携帯が無い時代、『よろしく〜』って握手で電話番号を書いた紙を渡されたことがありました。電話で暗号で話すとかドキドキもありました」と懐かしんだ。

　「みんな変わってないよねぇ」「ねぇ」と息の合った４人。実際の結成を夢見て「人数増やしていくのもいいかも…」とささやき合っていた。