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ダークダックスの高見澤宏さん死去

 (左から)高見澤宏さん、喜早哲、遠山一
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 (左から)高見澤宏さん、喜早哲、遠山一

 男性4人組コーラスグループ「ダークダックス」のメンバーで、トップテナーを担当したパクさんこと高見澤宏(たかみざわ・ひろむ)さんが、7日午後1時53分、心不全のため神奈川県藤沢市内の自宅で死去した。77歳。高見澤さんは、09年ごろから体調を崩し、入退院を繰り返していたという。高見澤さんは、慶応義塾大に在学中にダークダックスに参加。09年10月24日に東京文化会館で行ったリサイタルがグループとしての最後のステージとなった。

  ◇  ◇

 心地よく響き渡る男性四重唱の歌声を、長年にわたり世に届けてきたパクさんが天国へと旅立った。

 高見澤さんは、09年ごろから体調を崩し、入退院を繰り返していたという。昨年暮れに退院。今年の正月は自宅で迎えたが、容体が急変し7日午後、家族に見守られながら静かに息を引き取ったという。

 慶応義塾大学入学後、52年に同大の男声合唱団「ワグネル・ソサィエティー」所属の佐々木行(マンガ)=(78)、喜早哲(ゲタ)=(80)、遠山一(ゾウ)=(80)=の3人で活動していた「ダークダックス」に参加。抜群の四重唱ハーモニーの一角を担い、今でも歌い継がれる「ともしび」「雪山讃歌」「北上夜曲」「山男の歌」「銀色の道」など多数のヒット曲を世に送り出した。

 日本だけでなく、旧ソ連(ロシア)や米国などで海外公演も行ってきた。

 グループとしては、09年10月24日に東京文化会館で行ったリサイタルが最後のステージとなった。またCDリリースも06年の55周年記念アルバムが最後となった。

 仕事現場では常にスマートに振る舞い、また温和な性格からスタッフ、関係者ら多くの人に愛されていたという。自宅に戻っても、家庭に仕事のことを持ち込むことはなく、家族を大切にする優しい父親だったという。

 今年はグループ結成60周年。関係者は「回復を願い、多くの企画を進める準備もしていたが…」と話したが、その思いも届かなかった。

(2011年1月9日)

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