ボクシングのWBA世界バンタム級王者・亀田興毅(24)=亀田=が8日、初防衛戦を大阪で行う計画を明かした。東京・葛飾区の亀田ジムで本格的なジムワークを再開した興毅は「初防衛戦は大阪でやりたい。俺はまだ大阪で世界戦をしたことがないから」と大阪開催を熱望した。
09年10月に大毅が大阪市中央体育館で世界戦を行った。亀田兄弟が大阪で世界戦をしたのはこの1試合のみ。地元大阪でプロデビューを飾った興毅は、5戦目まで大阪を本拠地としていたが、ジム移籍にともない6戦目から東京に進出。以降、タイトル戦はすべて関東圏で行ってきた。
さらに、大阪でのV1戦の次は海外進出を計画している。三男・和毅が練習の拠点を置いているメキシコでのV2戦の青写真を描く。興毅はこれまで2度、メキシコのリングに上がっているが、2試合ともノンタイトル戦だった。今秋にもメキシコでのV2戦開催を目指している。
「今年はまず大阪で試合をして次は海外に行きたい。まだラスベガスでは俺の名前は売れていないから、メキシコで顔を売っていきたい。今年は3、4回バンタム級で防衛したい。目標は全勝。年末には3兄弟の3大世界戦が出来たらええな。それまでは負けられへん」。目標を掲げ、海外進出の夢を語った。