原始時代のライフスタイルに学ぶセックスレス解消の秘訣

「なぜ男はセックスしたがるの？」

「なぜ女は愛を求めるの？」

男女のセックス観の間にある深い溝。時に、同じ人間なのか？　と、戸惑うほどに異性の行動心理は謎に満ちています。

全世界でミリオンセラーになった『話を聞かない男、地図の読めない女』の著者が、脳科学の観点から究極のコミュニケーションであるセックスについて、男女の脳に組み込まれた回路の違いを徹底的に解き明かした書籍、それが『セックスしたがる男、愛を求める女』です。

数多くのデータから脳科学で男女のセックス観を分析していくのも面白いですが、それ以上に原始時代からの性メカニズムを紹介する下りが、エロスピ的には非常に興味深いです。

その一部をご紹介します。
　

● なぜ男は朝立ちするの？

「男性のテストストステロン濃度は明け方にいちばん高くなり、日が沈むころにいちばん低くなる。これは日の出とともに狩りに出ていたころの名残だ」

● なぜ男はオッパイが大好きなの？

「ヒトの遠い祖先も交尾は後背位だけで、メスのお尻が発情を知らせる役割を果たしていた。その後、二足歩行になって、正常位で交尾をするようになると、オッパイはお尻をまねるかたちで発達した」

● どうして女はセックスのとき気が散りやすいのか？

「原始時代には、男と女がどちらもセックスに夢中になっていたら、たちまち猛獣の餌食になっただろう。常に注意を払う役目が必要だった。それを女が引き受けたのである」

● なぜ女は触れられることが大好きなのか？

「女の身体には触覚受容体が10,000個もある。男は3000個しかない。これほど触覚が発達したのは、ことばがまだしゃべれない赤ん坊の体調や気持ちを敏感にくみとるためだ」

まさに人間は、原始時代から「子孫を繁栄させるため」に、巧妙に身体と性メカニズムを進化させてきたよう。そのシフトチェンジの豪快さに驚くことばかりです。

昔のようにチェーン出産が普通ではなくなり、電気の普及で日の出もわからなくなり、セックス中に外敵に襲われる心配もなくなった私たちの性欲が低下してセックスレスになっていることは、生活環境の変化に一因があるとも言えます。

時には、ジビエや生肉料理を食べ、電気を消してろうそくを灯し、原始時代スタイルでワイルドにまぐわってみてはいかがでしょう？

「セックスに対する男女の本能」を体で感じることが、あなたのセックスライフをより豊かにするポイントであることは間違いありません。

（OLIVIA）

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