今日は、リアルな世界で、とても嬉しいことがありました。
ある生徒のお母さんから感謝状を頂いたのです。
終業式の日、職場で行っている保護者アンケートの集約をしました。
時間に余裕があったので、自分の所属する2年生の保護者が協力して下さった分、全てを集計していると、気持ちがどんどん暗くなっていきました。
その日は、クリスマスイブだったので、「よりによってこんな日に一人でアンケートを開けなければ良かった。」と、後悔しきりでした。
それは、アンケートの末尾にある文章表現のところに否定的なことばかりが並んでいたからです。
私の勤務する学校はとても落ち着いています。
かつては「日本一の不良学校」とまで新聞で叩かれた荒れた学校でしたが、以前、勤務しておられた方たちの努力の甲斐あって、私が転勤してきた時は既に落ち着いた学校になっていました。
でも、私には、気になることが一つだけありました。
それは、これほど落ち着いているにもかかわらず、成績が悪いということです。
それは、なぜなのか、自分なりに考察した結果を踏まえて、子どもたちが入学すると同時に、3年間を見通し、あれこれ手だてをうってきたつもりでした。
でも、その私のこだわりをアンケートは否定しているように見えました。
ゆとり教育が半ば強引に持ち込まれた時、現場は混乱しました。
授業時数が極端に少なくなったため、じっくり考えさせたり、理解したことを定着させる時間が削られました。
その結果、目先のことをスピーディーに理解させるために、学校が塾化し、プリントやヒントカードの多様が目立つようになりました。
だから、その時は「分かった。」と錯覚しても、実はヒントを与えられ、教えられただけだから、応用が利かず、自分一人では何も解決できない、伸びない子が大量生産され、日本の子どもの学力の低下と2極分化が深刻になりました。
だから、私はプリントを出来るだけ少なくし、まず自分の力でノートを取り、子どもたちどうしで教えあい学習ができるように、図書館で学習出来る環境を整えて貰いました。
すぐに答えを求めようとする子には「自分で考えなさい。」と、何度も突き返しました。
でも、それは、保護者には「プリントを作ってくれない。」「聞いても教えてくれない。」としかうつらないようです。
進路に対する意識付けをしようと、例年よりも1年も前に行った進路説明会は、「わざわざ仕事を休んでまで参加するに値しない内容だった。」と、けんもほろろでした。
確かに保護者もその進路説明会のために2時間という貴重な時間を費やされたかもしれません。
でも、私は、その2時間のために膨大な時間を費やして資料を準備し、当日を迎えたのです。
2年生は、中でも落ち着いていて、成績も県平均を上回っています。
勉強だけでなく、行事も自分たちで企画・運営する力もつきました。
それは、私たちの努力の結果だと、秘かに自負してきました。
それなのに、「2年生は大丈夫かと心配になります。」と書かれ、私の心は折れそうになりました。
あまりにショックが大きかったのは、これまで苦情が耳に入ることがなかったからかもしれません。
アンケートに本音が出たのかと思ってみたり、この部分は、不満のある一部の保護者だけが書いたので、未記入のほとんどの保護者は、分かってくれているはずと思いなおしてみたり、我ながら情けないとは思いつつ、実はここ数日、暗い気持ちでいました。
だから、今日、思いがけず手作りの感謝状を頂いて、涙が出る程嬉しかったのです。
「大事なことは自分で記録しなさい。」と、連絡事項は書かず、生徒に考えて欲しいことや保護者に伝えたい学校の様子などを綴った、まるでブログのような、「無駄」と批判された学年通信を、このお母さんは、「一刀入魂の学年通信の大ファンです。」と書いて下さいました。
私は、この感謝状を何度も繰り返し読みながら、「自分の気持ちは言葉に表さないと、相手には伝わらないのだ。」と、実感しました。
だから、私も、この気持ちを一刻も早く伝えたくて、お母さんに電話をかけました。
自分自身の心に余裕が出来たので、保護者に対して、疑心暗鬼にならず、来学期からまた前向きに頑張れそうです。
アンケートだから、どの保護者の方からの批判かは分からないけれど、それこそまた学年通信を通して対話が出来るかもしれません。
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