光の道構想:NTTとソフトバンクが激論

2010年11月9日 23時33分

 ブロードバンドの完全普及を目指す「光の道」構想などを検討する総務省の作業部会は9日、通信事業者からヒアリングを行い、NTTと、同社分割を主張するソフトバンクなどの間で激しい意見が交わされた。「NTTのアクセス部門を分離し、政府や通信各社の共同出資で光回線の整備を進める」とのソフトバンクの提案に、NTTの鵜浦博夫副社長は「コスト試算が過小で、黒字化はできない。5年間で強制的に光回線化するという構想も物理的に不可能だ」と反論した。これに対し、ソフトバンクの孫正義社長は「NTTには15年までに実現しようという姿勢が見えない。できないと言う経営陣に任せるより、リスクを取ってでも実現したい経営陣に変えるべきだ」と述べた。

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