2011年1月8日19時15分
朝4時から予定欄がある「朝活手帳」を企画したコンサルタント池田千恵さん(36)は「危機意識があるから」と言う。20〜30代は社会人になってから不況続き。「会社は頼れない」と感じ始めた若者たちが組織外の人との交流を広めて、自分の能力を高める手段として朝活に注目していると分析する。(山下知子)
■数日前から早寝で準備を
朝活の効果は専門家も認める。有吉祐睡眠クリニック(北九州市小倉北区)の有吉祐院長(50)は「個人差はあるが、睡眠後の脳はリフレッシュされ、多くは能率よく仕事ができるはずだ」とし、早起きのコツを示す。
ただ、心配なのは睡眠不足。「睡眠を1時間増やしたら、頭の回転がよくなることもある。急に早起きをすると日中に反動がくる。朝活をするなら、2、3日前から徐々に早く寝て、準備してほしい」
早起きの習慣をつけるには最低2週間かかるという。「三日坊主を脱却したと思っていても、大切なのは次の週です」とアドバイスする。