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福岡・太宰府の車衝突転落:乗用車が右側スタンド方向から出てきて 後続運転手が証言

 福岡県太宰府市の県道で乗用車と衝突したワゴン車が池に転落して7人が死亡した事故で、福岡県警は4日、事故を目撃したワゴン車の後続車の運転手が「乗用車が右側のガソリンスタンド方向から出てきてワゴン車と衝突した」と証言していることを明らかにした。県警は運転手の立ち会いのもとで実況見分を実施し、証言が事故現場の状況などと一致するため信用性が高いと判断したという。

 目撃者は県内在住の女性で、昨年12月28日に情報提供。県警によると、女性は衝突地点から約250メートル手前の交差点で、赤信号のためワゴン車の隣に停車。その後、ワゴン車の後方を走っていたところ右側のガソリンスタンド方向から県道に出てきた乗用車とワゴン車が衝突したという。

 女性は事故を目撃した直後に現場を通過。乗用車がガソリンスタンド方向に行くのをバックミラーで確認したが、ワゴン車が池に転落したことには気づかなかった。ワゴン車と女性の車の車間距離は約80メートルで、衝突地点の先の交差点の信号は青色だったという。

 県警は事故車両の破損状況などから、乗用車とワゴン車が並走していて衝突した可能性もあるとみていた。

 また、現場近くの店舗の防犯カメラには、事故直前に追い越し車線を現場方向へ走る車1台が映っており数秒後に衝突音に驚いて窓から店外を見る店員の姿も録画されていた。【島田信幸、関谷俊介】

毎日新聞 2011年1月5日 西部朝刊

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