新年ごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、清々しい新春をお迎えのことと、心からお喜び申しあげます。
現在日本は、引き続くデフレ傾向に加え急激な円高に伴う景気の低迷が続いております。
そのような中、私たちの地方を取り巻く環境も大きく変わろうとしておりますが、今後も国の動向を注視しながら的確に変化に対処し、市民の立場と視点に立って施策を展開してまいりたいと考えております。
昨年を振り返りますと、「新米子市誕生5周年」を始め「米子市・束草市姉妹都市提携15周年」、「中海・宍道湖ラムサール条約登録5周年」等のメモリアルイヤーでございました。
中でも、皆生温泉が開湯110周年を迎えたことを記念して皆生海浜公園に「潮風の足湯」を設置するとともに「素鳳ふるさと館」をリニューアルし皆生温泉の魅力アップを図ったところでございます。
また、JT米子工場跡地に電気自動車開発・製造の「ナノオプトニクス・エナジー社」、二本木に「ニッポン高度紙工業」と相次いで大型企業誘致が決定、「ガイナーレ鳥取」がリーグ優勝を飾るとともに念願のJリーグ昇格を果たすなど明るいニュースがあった一年でございました。
そして、本年は、平成23年度から向こう10年間の市政運営の総合的な指針となる次期米子市総合計画を策定することとしており、将来に向けてのまちづくりの新たなスタートを切る重要な年になると考えております。
先行き不透明な社会経済情勢は、まだしばらくは続くものと予想されますが、各自治体の自立性、自主性の向上が求められるなか、本市におきましては、持続可能な財政基盤の確立に向けたこれまでの行財政改革をさらに推し進め、活力あるまちづくりと財政健全化の両立をめざした新たな行財政改革に取り組んでいくとともに、鳥取県西部圏域、中海圏域の中心的な役割を担う都市として、関係自治体との広域的な連携・協力関係の強化を図り、圏域全体のさらなる発展をめざした取り組みを推進していく決意でございます。
つきましては、市民の皆様との協働をいっそう進め、市民一人一人が、豊かな自然を享受しながら働く場があって、希望と誇りを持って充実した生活を送ることができる「生活充実都市・米子」の実現を目指して全力で市政運営に携わる所存でございますので、市民の皆様のご理解ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。
最後になりましたが、この一年が市民の皆様にとりましてすばらしい年になりますことを心より祈念いたしまして、新年のごあいさつといたします。
平成23年1月
米子市長