「新日本」(4日、東京ドーム)
抗争が続く天山広吉と飯塚による遺恨清算マッチは壮絶だった。相手が失神した場合のみ、決着がつく特別ルール。頭を丸め、まゆげをそり落としてヒールに転向した飯塚は、何度も“魔性のスリーパー”で天山を失神寸前まで追い込んだ。
飯塚の暴走ファイトは止まらない。レフェリーを投げて失神させると、首に下げていた袋から鋼鉄の爪を取り出した。そこへ、井上が乱入して凶器を没収。天山はスキを突いてモンゴリアンチョップからTTDを経てアナコンダバイス、アナコンダバスター、アナコンダクロスのフルコースで飯塚を失神KOした。
井上と握手した天山は「飯塚とはこれで完全に終わりや!」と終戦宣言。「08‐10年の悪い運を払った。今年(3月)で40になるが、これからが復活ロードや」と飛躍を誓った。