麻木コメンテーター“廃業”２番組降板へ

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　タレント大桃美代子（４５）の前夫、ＡＰＦ通信社代表の山路徹氏（４９）との不倫が明らかになったタレント麻木久仁子（４８）が、ＡＢＣテレビの報道番組「ＮＥＷＳゆう＋」（関西ローカル）と、ＴＢＳ系の情報番組「ひるおび！」の出演を無期限で見合わせることが７日、分かった。麻木の所属事務所が申し入れ、局側が了承した。不倫騒動の代償は大きく、事実上の降板となりそうだ。

　新年が明けても、麻木の不倫ショックは続いていた。この日、「ＮＥＷＳゆう＋」を放送するＡＢＣテレビ（大阪市）は、麻木サイドから、次回１１日以降の出演について「放送局側に迷惑をかけるので、報道情報系の番組には出演を見合わせたい」と申し出があり、了承したことを明かした。

　麻木は、不倫発覚２日後の昨年１２月２１日には、同番組へ出演したものの、今月４日の出演は自粛した。同局によると、その後、今後当面の出演見合わせを伝えてきたといい、同局は「その際、復帰時期などの話はなかった」。知的タレントとしての肩書と、不倫によるイメージダウンを考慮すれば、報道色の強い同番組への出演は難しく、このままの降板は必至の状況だ。

　実際、麻木が出演した昨年１２月２１日の番組終了後、同局には十数件の視聴者からの問い合わせがあった。同局広報部によると、内容は「ああいったことをされる方が（番組に）出るのはどうか」といった批判的な声が多く、麻木擁護の意見は数件程度だったという。

　「ひるおび」を放送するＴＢＳも、麻木の１２日以降の出演について「しばらく休むことになる」としたが、復帰時期は未定。こちらも実質的には降板になりそうだ。麻木はほかにも、不定期に数本のバラエティー番組に出演してきたが、毎週出演のテレビレギュラーはこの２番組だけ。所属事務所は「ワイドショー要素が含まれる番組以外の仕事は、予定通り行う」といい、ＴＢＳラジオ「麻木久仁子のニッポン政策研究所」（土曜午前５時５分）の出演は続けるという。しかし、麻木が長く能力を発揮してきたコメンテーターの仕事は現状では、難しくなった。

　騒動のきっかけを作った大桃がレギュラー出演を続ける中、麻木が受けたダメージは計り知れない。

　［2011年1月8日8時52分　紙面から］