ニュース
子宮頸がんワクチンで副作用、失神多発
子宮頸(けい)がんワクチンの副作用として、気を失う例の多いことが、厚生労働省の調査でわかった。
接種者の大半が思春期の女子で、このワクチン特有の強い痛みにショックを受け、自律神経のバランスが崩れるのが原因とみられる。転倒して負傷した例もあるという。同省は「痛みを知ったうえで接種を受け、30分程度は医療機関にとどまって様子を見るなど、注意してほしい」と呼びかけている。
子宮頸がんワクチンは、肩近くの筋肉に注射するため、皮下注射をする他の感染症の予防接種より痛みが強い。昨年12月以降、推計40万人が接種を受けたが、10月末現在の副作用の報告は81人。最も多いのが失神・意識消失の21件で、失神寸前の状態になった例も2件あった。その他は発熱(11件)、注射した部分の痛み(9件)、頭痛(7件)などだった。
(2010年12月28日 読売新聞)
最新医療ニュース
- 肺がん治療薬訴訟、東京・大阪両地裁が和解勧告(1月8日)
- 緊急避妊薬「ノルレボ」、今春にも発売(1月8日)
- インフル10週連続で患者増、新型の検出急増(1月8日)
- 140人に不要な心臓手術…奈良・山本病院
(1月7日)
- 脳波解読し文字表示、ロボット操作…臨床研究へ
(1月7日)
- 国の規制「仕分け」3月実施…薬ネット販売など(1月7日)
- 米国製カテーテル自主回収、抜けなくなる恐れ(1月7日)
- 義理チョコが海外の子供たち救う(1月6日)
- 中国での臓器移植巡り、詐欺容疑で支援団体捜索(1月6日)
- 墜落死・神田医師担当へき地診療所、当面休診に
(1月6日)