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2011-01-05

創価学会公式サイト


 数年ぶりに学会の公式サイトを見た。以下、気になった点をメモしておく──

  • 世帯数 827万世帯
  • 教学部員 260万人

 1世帯が2人以下であることはわかっているが詳細は不明。仮に1世帯=1.5人とすると1240万人となる。これだと教学部員の比率は21%だ。いくら何でも21%ってことはないわな。


 会則には驚くべきことが記されていた。


第2章 名誉会長および会長


(会長)

第8条 この会に、会長を置く。


(地位)

9条 会長は、この会を統理する。


(権限)

第10条 会長は、次に定める会務を行なう。

1) 教義および化儀裁定する。この場合、師範会議に諮問の上、最高指導会議の意見を聞き、これを尊重するものとする。

2) 御本尊に関する事項を司る。

3) 儀式行事を主宰する。


 こんな会則を知っていた? 何と会長は教義を改変することができるのだ。ってことは、御書よりも上の存在という意味になる。で、会則上では明らかに名誉会長よりも権限がある。例えば第67代会長がおかしくなった場合、どうするのだろう?


(権限)

第25条 教義および化儀の裁定、重要な運営方針の決定、その他この会の重要な事項を決定するにあたっては、最高指導会議の意見を聞かなければならない。


 と最高会議の権限が書かれているが、会長は「聞けば」いいだけの話。


第14章 賞


懲戒

第72条 この会は、会員としてふさわしくない言動をした会員に対し、その情状に応じ、戒告、活動停止または除名の処分を行なうことができる。


 会長は「この会を統理する」ので、気に食わない連中は全員クビにできる。ということはだ、この会則は悪い会長が出た場合を想定していない。しかも致命的なことに会長の弾劾規定がない。


 会則が教義よりも上位に設定された以上、創価学会は「民衆の団体」ではなく「会長の団体」となったと弁えるべきだろう。

石の革命−インディファーダ(民衆蜂起)


 大きな変化は、1987年12月8日に始まった。「インティファーダ(民衆蜂起)」と呼ばれるパレスチナ人の抵抗運動である。

 この日、イスラエル領内で働いてガザに帰ってきたパレスチナ人労働者の2台の車に、イスラエル軍の大型トレーラーが突っ込んで、パレスチナ人4人が死亡、7人が重軽傷を負った。犠牲者の葬式に集まった人々は、激しいデモを行ない、占領軍とぶつかり、さらに死傷者が出た。10日には西岸地区のナブルスでパレスチナ人とイスラエル軍が衝突し、一人のパレスチナ人少女が射殺された。それを機に、闘争は一挙に全占領地に拡大した。子どもたちや女たちも街頭に出て、石でイスラエル軍に対抗しはじめた。戦術を石に限定しているところが、この運動を広げた。これはやがて「石の革命」と呼ばれるようになる。


【『パレスチナ 新版』広河隆一〈ひろかわ・りゅういち〉(岩波新書、2002年)】

パレスチナ新版 (岩波新書)