2011-01-04 03:23:58
posted by raccomouse
かものこと
テーマ:ブログ
だこです!つか、らこですけど。
随分前だけど。犬が崖の上で立ち往生したってんで、レスキュー隊が出て助けたことがあったおね。
これってどうなん?と思うのね。仮に助かったとしても。野良犬という扱いだから。その後は引き取り手がなければ保健所において処分されるでしょ?
だって、どこかの野良犬が食べ物がなくて弱っているからってレスキュー隊は出動しないし。
これって所詮は体裁とか面子の問題だと思うのね。
ハマに打ち上げられてしまった鯨とか。多くの人の目に晒されると下手な事はできない?
よろこんで殺して食ってしまっては世間的にまずいでしょ?
海外でもそうだけど、絶体絶命の状態で発見された動物は、人間なみのレスキューをしてもらえるのだよね。
そんで助かった犬とかは。引き取りたいという申し込みが殺到して抽選になったりする。
だったら、近所のかわいそうな犬をひきとれよ!てな話で。
なんだか、多摩川のアザラシのときに。「たまちゃんを想う会」とかできた気色悪さを思い出した。
いやね。想うのは自由なんだよね。けど想う上で、誰かと集まろうってのが、もう気色悪いのであったの。
ま、見守る会だかが、パなウェーブと言われていたけど。
皇居のお堀にいる、カルガモが車道を更新すると警察が交通整理をするよね。みんな「よいことだ」とおもってるようだけど。一方で農業に利用されたカモは、邪魔だから川に捨てられたり、食肉用に殺されたりしてるんだよなあ。
オリは、もう、かわゆい動物を見ても特別扱いはしないと考えた。
ある日。前を走る車が信号でもないのに突然止まった。オリはイライラして右からその車を抜いていこうとしたらば。
カルガモが。五匹の子供を連れて。ジグザグに道路を横断していたのである。
オリは。行けば避けるだろうな、とは思ったけど。アクセルを踏めなかった。
のちに後悔した。自然というものは。過保護に守るだけのものではなくて。起こる事象そのままを受け入れることではないのかと。だからアクセルを踏んでも逃げたかもしれないし、死んだかもしれない。
要は人為的に守らないのが自然じゃねえかと思った。
数年後。店の駐車場の掃除をしていたら。奥から。カルガモ親子が歩いて来た。親が先頭で。子供が四匹。子供はもう毛がふわふわでムクムクなのね。
応援もしないけれど邪魔もしない。そんな感じで見ているとね。
駐車場と歩道の間に側溝があるでしょ?で、それをコンクリの蓋で塞いでいるのだけれど。
レ
細長い小さな穴があいているじゃないすか。水が流れ込むように。
親子は。その穴にまっすぐ向かって行った。
「おい!そこ行ったら墜ちるよ!曲がれ!曲がれよ!」と言ったのだが。
カモはやっぱりバカなのである。
親カモは平気で通ったけど。子カモ四匹は小さいので次々と穴の下に落ちたのだ。
下から、急を要するようなピーピーという声がする。
親カモが気づかずに進もうとしたので、思わず頭を叩いて、「この下に落ちたんだよ!」と言ったけれども。ようやく異常に気づいた親カモは。まわりをガアガア言って廻るだけなのだ。
自然の摂理という意味では。このまま放置すべきだよね。カモが自分で勝手にやったのだし。
けど。人間が作ったコンクリ蓋の下にいる子カモは。遠く離れたコンクリ蓋が無い交差点から入っていけば救えるけれど。親カモはバカだから。そんな事を伝えることはできないのだ。
誰が考えても。側溝の蓋を外して、子カモを救出して親の前に出すのがベストだろうなあと。
これは。自然じゃねえのである。自然で死ぬ動物は多いのだから人は手を貸すべきじゃないのか?
けど。このコンクリの側溝は人が作った。
「今そこにある危機」
うん、それだけを考えるか。
側溝のコンクリの蓋を持ち上げた。
んと、こういうの持ち上げたことあります?
50キロはあるかもしれない分厚いコンクリの蓋。
持ち上げたら側溝の底で一塊になっている子カモが見えた。んで、この蓋を横に置いてカモを救出すればいいでしょ?とおもうだろけど。蓋が重すぎなんだよ。
しかも。その厚くて重いコンクリの蓋の裏には。
オリの大嫌いな足の長い蜘蛛が無数にいて。手から肘にわらわらと登ってくるのだった。
悲鳴をあげて蓋を放すと。蓋は縦に側溝の中に、腹に響く鈍い音をたてて墜ちたのだ。
子カモの声は消えており。蓋が落ちたしたから、血だか体液だか不明なものが流れ出していた。
もう、持つ場所がないので。蓋を上げてみることもできない。
親カモは、何かを気づいたのか。オリの足元で、しきりに口先でつついてガアガアと無くわめき。
なんだかイライラしたので。
スパン!とサッカーボールのように親カモを右足で蹴ったのだった。
思いもよらないスピードで親カモは車道の方へ飛んで行き。
猛スピードで走ってきたBMWに跳ね飛ばされて道路向こう側の歩道へと、素晴らしいスピードで飛んでいったのだった。
まあ、いいよ、と。
もう一度、オリの目の前に。
カルガモ一家が現れたとしても。
皆殺しにしてやる。
そう思ったのです。
この間、急に戻ってきた猫は。
ハイキック一発で。殺すつもりでしたが。
ひどく怒っていて。
こはいので。
今回は勘弁してあげますた。
おはり。
ああ。また読者が減るのだろうな。
うん。わざとやってます。意味はないけど。そーゆー人なの。説明できねけど。はは。