巨象・曙が飛んだ！！　世界タッグ防衛に成功

　横綱が空を飛んだ−。全日本プロレスの東京・後楽園ホール大会が３日あり、世界タッグ選手権試合で王者の曙（４０）＆太陽ケア（３４）組がＫＯＮＯ（２９）＆ＫＥＮＳＯ（３５）組を退け、３度目の防衛に成功した

　圧巻は、コーナー最上段に上がった曙のダイビング・ボディープレスだ。挑戦者組の仲間割れで孤立したＫＥＮＳＯをダウンさせ、おそるおそるコーナーによじ登った曙は、２０３キロの巨体をそのまま落下させた。この肉弾攻撃を浴びたＫＥＮＳＯは、ぴくりとも動けず。１３分２０秒、完全なフォール負けを許した。

　曙は挑戦者組のセコンド陣に「どっからでもかかってこい！」と雄たけび。１０日の静岡・浜北大会で三冠ヘビー級王者諏訪魔に挑戦するケアも、この勝利で大きな弾みをつけた。　（門馬忠雄）