12月31日に「
ツイッターに始まりツイッターに終わる2010年」というブログ記事を書いたけれど、あれは誇張とかじゃなくてホントの話しなんだよね。
2010年の自分の中でのツイッターブレイクにより情報取得方法も変化しちゃった。自分のお気に入りの人、約100名ぐらいを毎日チェックリストに入れて、その人が「いいね〜」とか「気になる〜」とか「こう思うんだ〜」みたいな情報をどんどんゲットしていった。新聞やTVニュースでは得られない最先端の情報や分析を得ることができるようになった。世界中の情報、日本の各地方の情報を届けてくれる人が私の中にできたのだ。公的でもあり私的な場でもあるツイッターで意見表明している個人に私は愛着をもつようになり信頼するようになっていった。
で、2011年がやってきたわけですよ、私はアネの家でひさびさにTVをみていたわけですね。ジャニーズのカウントダウンを見終わって、次に見たTV番組が、「朝まで生TV」。(なんかモテない女子ぽいw)この番組を私は楽しみにしていたんですね。というのも、ネットの言論空間で活躍している、東さんや池田さんや勝間さん、経営者の猪子さんが出るから。あの、ニコニコ生放送やブロゴスのノリが朝まで生TVでも見れるのか?と期待してたわけです。ネットとTVの融合2011か!(笑)事前にツイッターで視聴者からの意見募集なんかもしていたし、暇な私は意見を表明しようとツイッターの前で準備していたわけですよ。(ホンマ暇人w)
でもその期待は番組冒頭2時間見ただけで裏切られましたね。
朝まで生TVの制作メンバーは、2010年から加速した「合脳」や「脳内ミックス」というものの意味がそもそもわかっていないということ。もしくは、そのような意味をわかる若手に、番組制作の意思決定権がないのだということ。てなことがわかった。
冒頭2時間見て(でも2時間も見たのですよー!)、私は番組を見るのを辞めました、ぜんぜん視聴者を番組に巻き込んでいこうという意思が感じられなかったから。
まず、「合脳」の精神で討論番組という場をつくるために必要な準備がそもそも整っていない。
視聴者目線の欠如視聴者から、意見募集をしているのはとてもよい。でも、「@asamadetv2011に意見表明して下さい」と意見募集していたのだ。
これだと、@asamadetv2011のツイッターページに視聴者が移動して、他の人の意見が見れないのだ。なるほど、@asamadetv2011によせられた意見をツイッター担当者がすべてRT(リツイート)するならば、読むことができるがそれもやっていない。また、@asamadetv2011で視聴者がツイッター検索すれば、他の視聴者の意見を見ることができるが、そんな手間をかけさせるのは、あまりにも番組制作者の配慮が足りないとしかいいようがない。まず、この事実から、朝まで生テレビの制作者たちは、視聴者の意見を真剣に討論の場に反映しようという意思がないことがわかった。はっきりいって馬鹿にされている気分になった。
討論番組参加者がツイッターを使えない次に、信じられないと思ったのが、討論番組会場の電波状況が悪く、参加者がツイッターを使えない状況だったのだ。そんな笑える話があるだろうか?各自が数万のフォロワーをもっている、東さん、池田さん、勝間さん、猪子さんが、ツイッターで自身のフォロワーの意見をオーガナイズすることすらできないのだ。これは、この討論番組の参加者を馬鹿にしているとも言える。たしかに、各自全国放送で宣伝したい内容があったので参加した部分もあったのかもしれないけれど、せっかく1/1に徹夜するなら、意味のある議論をしたいという思いも少なからずあると思う。それなのに、このような状況じゃ、そもそも有意義な議論をする場の用意すら整っていないという状況ではないか。笑うしかなかったと思う。
この2つの基本とも言える場づくりがない状態で、どうして視聴者参加型討論番組を成立させることができるというのか?
1人のカリスマが命をかけて取材して意見表明してるんだー!という上から目線な意識を捨てて、「自分だけではなく、他の人々も議論に巻き込んだ方が有意義なアウトプットが生まれる」という意識を持つ。これを私は、合脳の精神だと理解している。今回の朝まで生テレビのミスで露呈したのは、この番組は、合脳の精神をまったく理解していないということだと思う。「僕らカリスマたちが議論しておまえらに教えてやるよ」どうもそんなにおいがただよってきたのは気のせいだろうか?
ぜひ、次回からは、合脳を加速させる討論の場づくりをしてほしいものだ。そうすれば、きっと若い人々も番組を見るのを辞めず最後まで楽しみながら議論に参加したと思うのだが。
はっきりいって、ニコニコ生放送の「ベーシックインカム討論」などの方がよっぽどレベルが高い。
2011年は、10代、20代の若手の政治意識なども高まってくるので、今回のようなナメた番組を制作していると本当に、見向きもされなくなると思う。
このように新年早々、朝まで生TVに対する感想を書いている私はまだまだ番組に愛があるのではないか?そう思えてくる。次回の討論に期待。
ツイッターで活躍している個人に目をむけたら、日本は萎縮していないことがわかるはずですよ。「日本を盛り上げるツイッターを活用する個人たち」こんな番組討論会はどうでしょうか?
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