鹿児島市内で昨年の大みそかの未明から降り続いた雪は、鹿児島地方気象台の観測で12月31日午後11時に積雪が25センチに達し、12月としては1892年の統計開始以来最高、通年でも史上2位の積雪量となった。
同気象台によると、1959年1月17日の29センチに次ぎ、明治時代の01年2月13日の25センチに並ぶ記録。1日当たりの積雪量は、86年1月5日の24センチを上回り、史上最高となった。
大みそかから一夜明けた元日、同市内は一面の銀世界となり、標高千メートルを超える桜島も雪化粧。同市城山町の城山展望台では、観光客たちが、真っ白になった桜島を盛んにデジカメや携帯電話で撮影していた。
=2011/01/03付 西日本新聞朝刊=