NHK青森県のニュース　青森放送局

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スキーで不明の親子を救助

青森市の八甲田スキー場で、２日、行方がわからなくなった親子は、３日朝からの捜索の結果、無事に救助されました。
救助されたのは、青森市浪打の会社員、小川信之さん（５５歳）と、次男で小学５年生の大士くん（１１歳）の２人です。
２人は、２日午後２時半ごろ、青森市の八甲田スキー場でいっしょにスキーをしに来ていた家族２人とわかれて山頂に向かいましたが、その後、下山しないため、小川さんの妻が警察に届け出ました。
３日は警察や山岳ガイドなどおよそ２０人が午前７時から捜索を開始し、およそ４５分後にスキー場の中腹のコースから数百メートル離れた沢で２人を発見し、救助しました。
２人にけがはなく、捜索隊のメンバーに伴われてスキーで滑りながら下山しましたが、念のため、救急車で病院に運ばれました。
小川さんは報道陣の問いかけに対し、「大丈夫です」と話していました。
スキー場の関係者などによりますと、現場付近の天候は２日から曇り時々雪で、荒れてはいなかったものの、３日朝は氷点下９度まで気温が下がっていたということです。
救助された小川さんは警察に対し、「山頂からスキーで滑り降りている途中、霧で方向がわからなくなり、引き返そうとしたが暗くなってきたのであきらめた。近くに立っていた木の根本で子どもといっしょに足踏みをしながら寝ずに一夜を過ごした」と話しているということです。
また、捜索隊のメンバーは「発見当時、２人に向かって大丈夫ですかと聞くと、元気ですと、はっきりした声で返事があった。よく一晩過ごしたなと思ってほっとしました」と話していました。

01月03日　09時10分

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