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【新春正論対談】(上)目覚めよ日本、「中禍」を見抜け 櫻井よしこ氏×渡辺利夫氏 (5/5ページ)
このニュースのトピックス:新春特別対談・インタビュー
憲法前文に頼るな
櫻井 渡辺さんのおっしゃるポストモダニズムがどこから来るかといえば憲法からでしょう。憲法の前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあります。世界は全部善なる国々で構成されていて、私たち日本が善い行いさえすれば問題はないのだと。
渡辺 戦後体制そのものですね。悪いのは日本だと。
櫻井 今の民主党政権の一つの際立った特徴は、現行憲法の日本否定の価値観に染まるあまり、おそらく日本を愛していないことだということです。
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新しい華夷秩序 渡辺氏の著作「君、國を捨つるなかれ」では「華夷秩序」は文明の中心であり、儒学、漢字、漢人をベースとした「華」と、それに劣って外にある「夷」で構成される国際秩序であり、服属する周辺諸国が中華帝国に朝貢するような価値の関係−と説明されている。しかし、服属あるいは同盟国であった周辺国が列強のアジア進出によって侵食されていく19世紀になって、清朝はチベットなどを武力で直接支配するよう乗り出した。櫻井氏らによる「中国はなぜ『軍拡』『膨張』『恫喝』をやめないのか」では「新しい華夷秩序」としてこの経緯と意味が詳述されており、現在の中国の外交政策に通じるものだとしている。