2日午後0時5分ごろ、京都市下京区の東本願寺に男が押し入り、持っていた包丁(刃渡り約19センチ)を振り回した。寺の男性職員(27)が男ともみ合いになり、手に軽い切り傷を負った。通報で駆け付けた七条署員が暴力行為処罰法違反の疑いで、自称・愛知県碧南市の無職、坂田茂希容疑者(48)を現行犯逮捕。坂田容疑者は御影堂の障子を蹴破ったが、文化財に被害はなく、参拝客にけが人はなかった。
七条署によると、坂田容疑者は「会社を解雇され、親と不仲なのは宗教のせい」と書かかれた抗議文も所持しており、「諸悪の根源は宗教だ」などと供述しているという。