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お雑煮文化圏
お雑煮文化圏 日本列島雑煮文化圏図
お雑煮文化圏 現在の面白雑煮 東西南北
お雑煮文化圏 東京(千葉) vs. 大阪のお雑煮  

目 次

日本列島雑煮文化圏図
●伝承料理研究家・神戸山手大学教授の奥村彪生先生による、『日本列島雑煮文化圏図』 をご紹介いたします。
(「テーブルコーディネイトフェア2001」展示品)
クリックで拡大

雑煮文化が伝えられてきた、本州、四国・九州を結ぶ列島型の食文化を
すまし文化圏
赤味噌仕立文化圏
白味噌文化圏
小豆汁文化圏
角餅文化圏
丸餅文化圏
などの視点から分析された、大変興味深い分布図です。


作図:
伝承料理研究家・神戸山手大学教授
奥村彪生先生
  (参考文献 )
  「朝日たべもの百科」朝日新聞社
  「家庭の郷土料理」婦人之友社
  「 dancyu 」プレジデント社

←左の図をクリックすると拡大できます。
自由に拡大できる、PDF形式はこちら。

PDF形式のデータを見るには、無料ソフトウェア「Acrobat Reader」が必要です。 お持ちでない方は、こちら↓からダウンロードできます。
 
丸餅と角餅の分岐ライン
石川県金沢→岐阜県高山→岐阜県関ヶ原→三重県四日市→和歌山県新宮を結ぶライン。
丸餅
古風。 京都の文化を受けた土地。
角餅
江戸生まれの新風。 江戸の文化を受けた土地。

味噌仕立
古風。 京都の文化を受けた土地。 山間部や日本海側は赤味噌を使う。
江戸の文化を一切受け入れなかった土地。
彦根は丸餅なのにすましの家が多いのは、半周の井伊家が遠州出身のため。

すまし仕立
醤油や塩で味付けする。
角餅を食べる東日本一帯と近畿、越前、山陰、四国の一部を除く西日本。
西日本ですまし仕立の地域は、参勤交代で江戸の文化を取り入れ、古風の丸餅と融合させた。
鹿児島では角餅を用いる家が多い。

雑煮の具文化圏
雑煮の具に里芋を入れるのは、伝統的には近畿、九州、関東。
雑煮の具に豆腐や焼豆腐、凍豆腐を入れる土地は全国的に見られるが、昔はこれらは事ある時(ハレの日)に作って食べる、貴重なものであったからである。
鶏を具にするのは、東北、信越、関東、東海、九州。
塩ブリは但馬、丹波、中国、北九州、南紀、飛騨、信州、信濃。
塩鮭は越後。
里芋
近畿、九州、関東
豆腐
焼豆腐
凍豆腐
全国
東北、信越、関東、東海、九州
塩ブリ
但馬、丹波、中国、北九州、南紀、飛騨、信州、信濃
塩鮭
越後

現在の面白雑煮 東西南北
現在の面白雑煮 東西南北」 は こちら


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