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鳥取の国道、大雪で車1000台立ち往生 自衛隊現地へ

2011年1月1日9時0分

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写真:国道9号の渋滞の列=1日午後1時40分、鳥取県琴浦町、西村圭史撮影国道9号の渋滞の列=1日午後1時40分、鳥取県琴浦町、西村圭史撮影

写真:パトカーの先導で反対車線を走って現場に向かう除雪車=1日午後1時50分、鳥取県琴浦町、西村圭史撮影 パトカーの先導で反対車線を走って現場に向かう除雪車=1日午後1時50分、鳥取県琴浦町、西村圭史撮影

写真:「毛布や水はいりませんか」。鳥取県から委託された土木業者が渋滞する車を尋ねて歩いていた=1日午前10時17分、鳥取県琴浦町の国道9号、西村圭史撮影「毛布や水はいりませんか」。鳥取県から委託された土木業者が渋滞する車を尋ねて歩いていた=1日午前10時17分、鳥取県琴浦町の国道9号、西村圭史撮影

 鳥取県米子市から琴浦町にかけての国道9号で1日未明、雪のために約25キロにわたって断続的に車が動けない状態になっている。県は31日午後11時40分、豪雪対策本部を立ち上げ、自衛隊に災害派遣を要請。陸上自衛隊米子駐屯地の隊員約20人が1日午前4時過ぎ、現地に向かった。

 県や県警によると、31日午後3時40分ごろ、同県大山町で大型トラックがスリップ事故を起こし、約2時間にわたって国道をふさいだ。トラックを動かして道を開けたが、開通を待っていた車列が雪のために動けない状態になり、県は除雪作業を急いだが、追いつかないという。立ち往生している車は千台程度とみられる。

 県は立ち往生する区間で東西から除雪を進めているが、渋滞解消の見込みは立っていない。自衛隊は西側からガソリンの供給を始めた。県は毛布を供給し始めている。

 また県は、緊急避難場所として大山町環境改善センター(大山町田中、国道9号沿い)と琴浦町役場本庁舎(琴浦町徳万、国道9号から約1.3キロ南側)の2カ所を開設した。環境改善センターには10人が避難している。

 鳥取県内の国道9号は日本海側を通っている。県や県警には、「早く復旧してほしい」という苦情の電話が相次いでいる。

 大山町の国道9号沿いにあるコンビニエンスストアの店長(52)は「夕方から車が全く動いていない。Uターンも出来ない状況。コンビニの駐車場は車で満杯で、店に避難してくる人も。弁当やパンは売り切れ。お母さんが『小さい子どもがいるから大変』と不安げだった」と話す。

 気象庁によると、鳥取県内では31日朝から激しく雪が降り、1日午前8時現在、同県米子市の積雪は86センチ。

 国道9号の映像は、鳥取県のホームページの「とっとり雪みちNavi」(http://wwwa.infosakyu.ne.jp/sekisetsu/)で公開されている。

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