インターネットの動画配信サイトが普及するなか、国内の大手電機メーカーでは、ことし、インターネットの動画などが見られる機能を充実させた、ネット対応型のテレビの販売が相次ぎそうです。
このうち、「パナソニック」は、インターネットの動画配信サイトが見られる機能に、インターネットで買い物などができる機能を加えたテレビを、ことし春にも発売する方針です。パナソニックのテレビビジネスユニットの上原宏敏さんは「テレビドラマで俳優が身に着けている服や、舞台となった店を紹介するなど、テレビの新しい楽しみ方を提供したい」と話しています。一方、「ソニー」は、インターネットで検索して動画などが見られるテレビを、インターネット検索最大手の「グーグル」などと共同開発し、去年10月からアメリカで販売を始めており、今後、日本やヨーロッパでの販売も検討したいとしています。また、「東芝」や「シャープ」も、インターネットに対応したテレビの開発を急ぐ方針です。アメリカでは、インターネットで映画やテレビ番組などを配信するサイトが相次いで登場し、人気を集めています。こうしたなか、日本の大手電機メーカーの間でも、インターネットの機能をテレビに盛り込んだネット対応型のテレビの販売が相次ぎそうです。