泣ける映画と本のblog

【おすぎさんが選ぶ２０１０年公開映画ベスト１０】
１０位：ＮＩＮＥ



９位：ハートロッカー



８位：クレイジーハート



７位：ぼくのエリ



６位：終着駅−トルストイ最後の旅−



５位：義兄弟　SECRET REUNION



４位：息もできない



３位：第９地区



２位：インビクタス



１位：瞳の奥の秘密



http://www.kbc.co.jp/radio/pao-n/eiga/index.html

432 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：2010/07/05(月) 18:42:20

俺・嫁 共に３５才
結婚６年目 子供なし(事情があり作らない予定)
子供がいないせいか、家では付き合い始めた頃と変わらず、
バカップルのようにイチャついてる
割りと普段のスキンシップ時に、『愛してるよ』って言ってる
(ならこのスレ来んなよって言わないでくれ)

嫁さんも働いていて、残業とかもバリバリこなしながら、
家事も一切妥協しない頑張り屋さん

俺もなるべく家事を手伝うんだけど、
『疲れてるんだからいいよ、座ってて』と…
お前だって疲れてるだろうが、
と小一時間は問い詰めたいが、嫁は笑顔で家事をこなす

ある時、特に仕事がたて込んでいるらしく、
疲労しているのが目に見えて分かる夜があった
いつもより早めにベッドに入る嫁
嫁が先に寝入る際は、俺が寝かしつけるのが、
なんとなく続いている習慣

布団をかけてやり、短い冗談を口にして嫁をクスリと笑わせ、
優しく口づけて『お休みなさい』これら一連のやり取りが嬉しいのか、
俺が照明を落とす時に見る嫁さんの顔は、いつだって満面の笑みだ


433 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：2010/07 /05(月) 19:35:18

翌朝目覚めると、嫁さんは出勤直前の慌ただしい身支度中
嫁さんの方が出勤時間が早いため、
俺が起きる頃にはいつも化粧の仕上げの段階
暫く後に『いってきまーす』とバタバタと玄関を飛び出していく

テレビつけながら何とは無しにベランダの方を見ると、
洗濯が完璧になされていた

洗濯する時間があるなら、少しでもゆっくり寝ていて欲しかった
いやいや、よく考えたら翌日は休日
今日ならずとも明日にすれば良いのに、と思った

はっ、と気付いて天気予報見ると、翌日以降は暫く雨予報
(乾燥機はあるのだが、嫁さんはこれが嫌いなため、天日干し派)
『あぁ、昨晩これ見て洗濯を晴れた今日にしてくれたんだなぁ』と

何か急に込み上げてきて、涙が止まらなくなってね
疲れていても愚痴も言わず、見返りも求めず、常に笑顔で接してくれる…
この感謝の気持ちは、今伝えないと駄目だ
『愛してる』っていつも伝えてる感情とは、質は異なるが量は等しい
気が付くと涙流しながらメール打ってた
今回ばかりは口に出す言葉じゃなくて、文字の力を借りたかった


今日も洗濯ありがとう
疲れてるのにありがとう
毎晩美味しいご飯ありがとう
疲れてるのにありがとう
出来れば少し手を抜いて、
出来れば少し楽をして欲しいけど、
それが出来ない性格だと知っているから、
代わりに言わせて、
ありがとう


送信した後、思いを伝えられた満足を感じながら身支度
いつもなら(くだらない内容のメールでも)暫く後に返信がくるのだが、
この日は仕事が終わり帰宅を告げるメール以外はリアクション無しだった


435 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：2010/07 /05(月) 19:39:34

俺が嫁さんに遅れること二時間後に帰宅すると、
いつもと変わらぬ様子でご飯の支度を始める

食事が始まると、
『今日のメール、嬉しかったんだけど、急に何？』と聞かれた

俺は朝に感じたことをそのままに伝えた
『それを文章にしたら、何だか下手な詩みたいになっちゃったんだよ、ごめん』
と言った

『いや、あれ、オフィスに着いて朝礼終わって、
さぁ、仕事だ！っていうタイミングで読んだんだけど、
読んだ瞬間に涙が出てきてトイレに避難して大変だったんだから』と嫁
『でも、適当に手を抜いているから心配しないで』と続ける嫁

『夫婦の愛が冷めちゃう(褪めちゃう？)時って、
多分こういう感謝の気持ちが持てなくなる状態だと思うんだ』
『だから、有難いと思ったら、ちゃんと伝えたかったんだ』と俺

『好きな人のために色々するのが普通だと思っていたから、感謝されて嬉しかったよ』
『もっと想ってもらえるように、頑張るね』と満面の笑顔の嫁


『愛してる』ではなかったけど、
気持ちを伝え合う大切さを改めて感じたことだったので、
書き込ませてもらいました

駄文な上に長々となってしまい、失礼致しました



436 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：2010/07 /05(月) 20:09:29
GJ!!

437 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：2010/07 /05(月) 20:20:36
>>435
いい話だな−。
詩人にはパルプンテが必要ないんだな。


438：名無しさん＠お腹いっぱい。：2010/07 /05(月) 20:48:17
俺も彼を称えよう。

ＧＪ！

439 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：2010/07 /05(月) 22:42:57
(´；ω⊂)　GJ！


2010/07/07(水)

原田監督公式ＨＰの12/31ダイアリーにて、
監督の本年度映画ベストテンが記されていました

印象に残った劇場作品を１月から見た順にあげると、「マイレージ・マイライフ」、「クレイジー・ハート」、「プレシャス」、「シャッター・アイランド」、「インセプション」、「十三人の刺客」、「ビューティフル・ボーイ」、「神々と男たち」、「ソーシャル・ネットワーク」、「素数たちの孤独」、「わたしを離さないで」となる。

トップ１０は「ソーシャル」、「神々」、「ビューティフル」、「プレシャス」、「わたし」、「インセプション」、「素数」、「マイレージ」、「シャッター」、「十三人」の順か。

わたくしが見なかった映画「十三人の刺客」を絶賛してます。人殺し場面が見所なんだろうなと勝手に判断して、なんとなく見過ごしてしまった映画です。
以下「十三人の刺客」寸評抜粋

■邦画で一本だけ入れた「十三人の刺客」に関して言うと、問題点は色々あるものの、導入部２０分の格調の高さに感心した。

全体的にオリジナルよりも遥かによく出来ている。撮影、美術はトップ・ノッチ。三池崇史も自己ベストを記録していると思う。

役者では役所広司、窪田正孝、市村正親が出色だった。

なによりも驚いたのは点描される女性も含めて、登場するすべての女優が「江戸の姿かたち」を持っていたことだ。これは手足を切られた女を含めて、である。一般的には「グロテスク」と呼ばれたシーンが、実は、江戸期の残酷絵を根底に置いた勇気ある造形であって、そこにこのリメークの格調の高さがある。
（中略）
問題点は、基本的に「しゃべりすぎ」であることだ。

脚本に「幼い啖呵」や「感情垂れ流しセリフ」が多過ぎる。オリジナルの名台詞を生かしながらそれに上乗せしている分がひどい。殊に襲撃シーンで「幼い啖呵」が連発される。バカ殿殺しトークはほとんどジョークでしかない。生き様よりも死に様を描いた映画だそうだが、断末魔のうるささは尋常ではない。
（中略）
そもそも「十三人の刺客」の「十三人」の出典は「七人の侍」である。十三人残った野武士を一気に村に突っ込ませ、包囲したのち殲滅する「最後の決戦」の逆転がコンセプトである。
（略）
しかし、所詮ひとりのアイデアでは「七人の侍」チームの頭脳には勝てない。見かけは派手だが論理もへったくれもない交通の要衝の要塞化に進んでしまったのはB級アクションの製作体制ゆえなのである。

■ぼくは若き日にオリジナルを見て感動し興奮したものだが、成長し、監督になって再見し、プロットの杜撰さに先ず驚いた。リメーク版はその弱点を拡大解釈してしまったが、とはいえ、「七人の侍」以降作られた数多の時代劇でもベスト５に入る作品である。

三池版「十三人の刺客」は五社英雄時代劇よりも深作欣二時代劇よりも、すぐれている。文句の数々はいつか自分で作る集団抗争時代劇のときに心することでもある。

もう半世紀近く時代劇を作りたいと叫んでいるのだが、世の中、なかなか思うようにはいかないものである。西部劇、時代劇、戦争映画はいつになったら取りかかれるのだろう。

ということで。

まとめますと以下の通り

２０１０年　原田監督映画ベストテン
1位　ソーシャル・ネットワーク (デビッド・フィンチャー 監督) [DVD]

2位　神々と男たち

3位　ビューティフル・ボーイ

4位　プレシャス [DVD]

5位　わたしを離さないで

6位　インセプション

7位　素数たちの孤独

8位　マイレージ、マイライフ

9位　シャッター アイランド

10位　映画十三人の刺客



２０１０年に原田監督が選んだオールタイムベストテン
ー邦画ー
１「七人の侍」
２「羅生門」
３「砂の女」
４「浮草」
５「切腹」
６「天国と地獄」
７「小早川家の秋」
８「秋刀魚の味」
９「麦秋」
１０「赤ひげ」

ー洋画ー
１「荒野の決闘」
２「旅情」
３「コンドル」
４「汚名」（アルフレッド・ヒッチコック）
５「シンドラーのリスト」（スティーヴン・スピールバーグ）
６「レイジング・ブル」（マーティン・スコセッシ）
７「フレンチ・コネクション」
８「タクシー・ドライバー」
９「第三の男」（キャロル・リード）
１０「波止場」（エリア・カザン）


わたくしの２０１０年ベストテンは、
明日頭を真っ白にに考えて一気に書こうと思います♪

明日お薦めの○○な映画

■小出恵介のお薦めする映画

無条件にこころが踊る！映画です。
テレ東　シネ通　2010/717放送（「シュアリーサムディ」宣伝）



■李相日（「悪人」監督）のお薦めする映画

ﾌﾗｶﾞｰﾙのあとにボクシング映画を撮ろうと思い何度も見直した。スコセッシ監督の映画が好きなんです。
テレ東　シネ通　2010/9/4放送



■二宮和也のオススメの映画

青春映画としてのオススメの映画で、自分がああいうドストライクな青春をしたかったな、という願望込みでなんか素晴らしいなって。

■柴咲コウのお薦めする映画

何度も繰り返してみて好きな映画！ナタリーポートマンもジャンレノもゲイリーオルドマンの演技もみんな好き！
テレ東　シネ通　2010/9/18放送（「大奥」　宣伝）



■小池栄子のオススメの映画

ペネロペが凄く好き。ドロドロな気持ちになれる！彼女の下手な女優の芝居がとっても巧くて。ドロドロになりたいひとにオススメです。

■山田孝之のオススメの映画

全編ビートルズの音楽の映画です。ﾐｭｰｼﾞｶﾙは好きじゃなかったんですけど、この映画を見てミュージカルが苦手だっていっていたことを恥かしく思いました。非常にハッピーな気持ちになれます。どろどろの気持ちになった後、みてほしいです。
テレ東　シネ通　2010/10/10放送（「乱暴と待機」　宣伝）



■加藤清史郎のお薦めの映画

すごく楽しくて泣ける。カラフルで楽しい映画です！

■別所哲也のお薦め映画

家族で楽しめるエンターテインメント作品で、恐竜体験ができる！もう一度見て欲しい。

■原田知世のオススメ映画

心温まる映画。ティムバートン監督の奇想天外な作品で、冒険があったり楽しめて最終的にはグッと涙が溢れて心があったまる。大好きな映画です。
テレ東　シネ通　2010/10/17放送（おまえうまそうだな宣伝）



■蒼井優のお薦めの映画

人にプレゼントしたくなる映画っていうのは、ずっと変らないんですけど「自由の女神たち」っていう久世光彦監督の映画があって、すごく元気になれる。私は今、上野樹里ちゃんに貸してるんですけど、女の友情とかが描かれている作品。

■岡田将生のオススメ映画

「タイタニック」かな。プレゼントしたくなるというなら。好きではないんだけど、たまに見るといい。
テレ東　シネ通　2010/10/24放送（「雷桜」宣伝）



■片瀬那奈のオススメ映画


二回目に見ると笑えるんです。かなりシリアスな映画なんですけど、一回目と二回目では全く違った印象をもてる斬新な映画なんです。
テレ東　シネ通　2010/10/31放送（ここは懲役４年でどうですか宣伝）



■中村トオルのお薦め映画

自分のやっている俳優というのは、ある意味虚構を表現するという“嘘”を演じているんですが、この映画では「嘘」を演じることが希望へと繋がるんです。今やっている仕事も誰かに生きる力を与えているのではと思えた映画なんです。役者という仕事を肯定してもいいかなと思った映画です。
テレ東　シネ通　2010/11/7放送（「 行きずりの街」 宣伝）



■吹石一恵のお薦めする映画

ファルコンが大好きで、あとで飼った犬の名前にするくらい好きだったんです。子供の頃の気持ちに戻りたいときに見る映画です。
テレ東　シネ通　2010/11/14放送（「 ゲゲゲの女房」 宣伝）



■仲間由紀恵のお薦め映画

女性の方たちにお薦めしたい映画でいうと、とっても綺麗で有名なカトリーヌドヌーブが出ている「反撥」という映画です。ずっと一人芝居を演じていて、見えないものが見えてくるような、少し恐怖を感じる映画です。どのシーンも、とってもお綺麗で女子力を上げ、やる気を出させてくれる映画なんじゃないかと思います。
テレ東　シネ通　2010/11/21放送（「武士の家計簿」 宣伝）



■菊地成孔（ジャズミュージシャン）のお薦めする映画

ジョンカサベテス監督の作品。歌舞伎町に行った後に見たい映画です。
テレ東　シネ通　2010/11/28放送



■高橋ヨシキ（ライター、アートディレクター）のオススメ映画

ひとりでクリスマスに見るには最適な映画。スカッとします。ティムバートンってクリスマスが大嫌いな人なんですよ。家族のクリスマスを壊したくてうずうずしているんですね。彼が1番煮詰まったときに撮ったいい映画だと思います。
テレ東　シネ通　2010/12/5放送



■川勝正幸（サブカルライター編集者）オススメのウディアレン作品


■オリヴィアワイルド（「トロン」出演女優）のオススメ映画

役作りの中で影響をうけた映画。衣装やメイクが現実の政界と全く違う世界を映し出していてその独創的な世界観に憧れました。
テレ東　シネ通　2010/12/12放送



■佐藤浩市のお薦めする映画

最後にポールニューマンが倒れるシーンに憤りと感動とごちゃまぜになった説明のつかない映画の面白さを感じて、凄く影響を受けました。

■役所広司のお薦めする映画

黒澤明さんの作品で、若い医者が成長していく映画が感動しました。
テレ東　シネ通　2010/12/19放送（「最後の忠臣蔵」 宣伝）