(レポート)有馬記念現地レポート(2011.1.1)
2010年の中央競馬最後の大一番に
朝早くから多くの人が集まりました。
天候にも恵まれました。
馬場状態は芝・ダートともに良馬場です。
この日の主なレースの結果です。
この日の新馬戦は4Rのみ(芝1600メートル)。
ハーツクライ産駒のロジハーツ(牡、美浦・萩原清厩舎)が優勝しました。
有馬記念の日にハーツクライ産駒にクリストフ・ルメールが乗って勝利、
というのは興味深いところです。
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2010年12月26日(日) 5回中山8日 天候: 晴 馬場状態: 良
4R
2歳・新馬(馬齢) [指定] 芝 1600m 16頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 3 5 ロジハーツ 牡 2 ルメール 55 1.38.4 34.2 1 488 (美)萩原清
2 4 8 *フォトジェニック 牝 2 後藤浩輝 54 1.38.5 34.5 2 464 (美)池上昌弘
3 1 2 ザベルオンアース 牝 2 石橋脩 54 1.38.7 34.7 8 444 (美)武藤善則
4 5 9 ナカヤマブリーズ 牝 2 蛯名正義 54 1.38.9 35.0 5 484 (美)二ノ宮敬
5 8 16 キタサンウタヒメ 牝 2 小林淳一 54 1.39.0 34.8 13 418 (美)嶋田功
6 7 13 スウェージー 牝 2 岩田康誠 54 1.39.1 34.7 3 486 (美)尾関知人
7 3 6 アンシャンテルール 牝 2 三浦皇成 54 1.39.1 34.6 14 434 (美)小桧山悟
8 2 3 *ライヴドリームス 牝 2 北村宏司 54 1.39.2 35.0 7 452 (美)大竹正博
9 6 11 トーセンバスター 牝 2 大庭和弥 54 1.39.4 34.9 15 422 (美)嶋田潤
10 1 1 エクスプレミオン 牡 2 ベリー 55 1.39.9 34.9 4 474 (美)牧光二
11 6 12 ヒカルジュピター 牡 2 木幡初広 55 1.40.2 34.8 9 462 (美)勢司和浩
12 5 10 ミネルヴァクィーン 牝 2 津村明秀 54 1.40.3 35.6 6 444 (美)杉浦宏昭
13 2 4 グッドランスター 牝 2 勝浦正樹 54 1.40.3 35.5 10 460 (美)牧光二
14 7 14 フォレストリーダー 牡 2 池添謙一 55 1.40.3 36.3 12 474 (美)伊藤大士
15 4 7 レイメイ 牡 2 吉田隼人 55 1.41.1 36.4 11 442 (美)松永康利
16 8 15 タンクトップドータ 牝 2 中谷雄太 54 1.45.5 39.1 16 446 (美)嶋田潤
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LAP :12.7-12.0-13.4-13.0-12.8-11.7-11.2-11.6
通過:38.1-51.1-63.9-75.6 上り:73.7-60.3-47.3-34.5 平均:1F:12.30 / 3F:36.90
単勝 5 \190
複勝 5 \120 / 8 \190 / 2 \650
枠連 3-4 \590 (2)
馬連 05-08 \580 (1)
ワイド 05-08 \320 (3)/ 02-05 \1190 (13)/ 02-08 \2160 (23)
馬単 05-08 \860 (1)
3連複 02-05-08 \5160 (18/560)
3連単 05-08-02 \14030 (42/3360)
(JRA-VANより
「TARGET frontier JV」使用)
※レース結果・払戻金については
主催者発表のものを必ずご確認ください。
7Rは2歳オープンのホープフルS(芝2000メートル)。
キングカメハメハ産駒のベルシャザール(牡、栗東・松田国英厩舎)が
2勝目を挙げました。
これで3戦2勝となります。
2011年クラシック戦線での活躍に期待が集まりそうです。
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2010年12月26日(日) 5回中山8日 天候: 晴 馬場状態: 良
7R ホープフルS
2歳・オープン(別定) (混)(特指) 芝 2000m 10頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 7 7 ベルシャザール 牡 2 ルメール 55 2.00.4 34.7 4 536 (栗)松田国英
2 5 5 ナカヤマナイト 牡 2 柴田善臣 56 2.00.4 34.4 2 460 (美)二ノ宮敬
3 1 1 フェイトフルウォー 牡 2 田中勝春 55 2.00.9 34.5 3 508 (美)伊藤伸一
4 8 9 カフナ 牡 2 スミヨン 55 2.01.0 34.8 7 468 (栗)池江泰寿
5 4 4 プレイ 牡 2 松岡正海 55 2.01.0 35.5 5 494 (美)斎藤誠
6 3 3 メイショウトチワカ 牡 2 横山典弘 55 2.01.3 35.5 8 460 (美)小島太
7 7 8 ウォッチバレー 牡 2 三浦皇成 55 2.01.5 35.2 10 446 (美)石栗龍彦
8 6 6 マイネルメダリスト 牡 2 蛯名正義 55 2.01.5 35.7 6 468 (美)田中清隆
9 2 2 マイネルギブソン 牡 2 ベリー 56 2.01.6 35.7 9 428 (美)萱野浩二
10 8 10 ディープサウンド 牡 2 後藤浩輝 56 2.02.2 36.1 1 482 (美)勢司和浩
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LAP :12.2-11.0-11.7-12.7-12.6-12.7-12.6-11.7-11.5-11.7
通過:34.9-47.6-60.2-72.9 上り:72.8-60.2-47.5-34.9 平均:1F:12.04 / 3F:36.12
単勝 7 \810
複勝 7 \260 / 5 \190 / 1 \230
枠連 5-7 \2470 (8)
馬連 05-07 \2360 (9)
ワイド 05-07 \590 (8)/ 01-07 \720 (9)/ 01-05 \510 (5)
馬単 07-05 \5400 (16)
3連複 01-05-07 \5100 (13/120)
3連単 07-05-01 \29860 (84/720)
(JRA-VANより
「TARGET frontier JV」使用)
※レース結果・払戻金については
主催者発表のものを必ずご確認ください。
それではメインレース、
有馬記念に話を移したいと思います。
例年と同様、
この時間帯には身動きが取れないほどの事態になっていました。
ファンの期待が高まります。
上位人気馬をご紹介します。
1番人気はブエナビスタ。
1位入線するも降着となった前走のジャパンカップ。
今度こそはスッキリと勝ちたいところではないでしょうか。
2番人気は皐月賞馬ヴィクトワールピサ。
ローズキングダムの出走取消で
3歳馬勢の注目はジャパンカップで3着に入った
この馬に集まりました。
3歳馬でもう1頭、注目を集めたのがペルーサでした。
天皇賞・秋2着、ジャパンカップ5着。
いずれもスタートで出遅れての結果でした。
まともにゲートを出ると・・・、
という期待の高まりから3番人気に支持されました。
逃げ馬不在と言われたこのレース、
ハナに立ったのはトーセンジョーダンでした。
オウケンブルースリ、トゥザヴィクトリーが続きます。
ヴィクトワールピサはその直後4番手、
ペルーサもこの日はスタートを決めて5番手から、
ブエナビスタは中団よりも後ろからの競馬となりました。
直線でヴィクトワールピサがトーセンジョーダンを交わして先頭に。
中山の急坂を駆け上がって粘り込みを図ります。
このまま決まるかと思われましたが、
ゴール直前でブエナビスタが猛然と追い込みを見せます。
2頭並ぶ形でゴールへ。
写真判定となりましたが、
結果はハナ差でヴィクトワールピサに軍配が上がりました。
3着にはトゥザグローリーが入り、
ペルーサは5着に敗れました。
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2010年12月26日(日) 5回中山8日 天候: 晴 馬場状態: 良
10R 第55回有馬記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2500m 16頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 1 1 ヴィクトワールピサ 牡 3 デムーロ 55 2.32.6 34.6 2 512 (栗)角居勝彦
2 4 7 ブエナビスタ 牝 4 スミヨン 55 2.32.6 33.8 1 464 (栗)松田博資
3 6 11 トゥザグローリー 牡 3 ウィリア 55 2.32.6 34.4 14 524 (栗)池江泰郎
4 7 14 ペルーサ 牡 3 安藤勝己 55 2.32.7 34.4 3 510 (美)藤沢和雄
5 2 4 トーセンジョーダン 牡 4 三浦皇成 57 2.32.9 34.9 7 490 (栗)池江泰寿
6 3 5 ルーラーシップ 牡 3 ルメール 55 2.33.0 34.4 6 492 (栗)角居勝彦
7 5 10 *エイシンフラッシュ 牡 3 内田博幸 55 2.33.0 34.2 5 488 (栗)藤原英昭
8 1 2 ネヴァブション 牡 7 後藤浩輝 57 2.33.4 34.8 12 494 (美)伊藤正徳
9 5 9 ダノンシャンティ 牡 3 ベリー 55 2.33.6 34.3 10 482 (栗)松田国英
10 2 3 フォゲッタブル 牡 4 岩田康誠 57 2.33.6 35.0 13 484 (栗)池江泰郎
11 7 13 オウケンブルースリ 牡 5 横山典弘 57 2.33.7 35.4 8 492 (栗)音無秀孝
12 4 8 メイショウベルーガ 牝 5 蛯名正義 55 2.33.8 35.0 9 508 (栗)池添兼雄
13 6 12 ドリームジャーニー 牡 6 池添謙一 57 2.33.8 34.7 4 434 (栗)池江泰寿
14 8 15 レッドディザイア 牝 4 四位洋文 55 2.34.0 34.2 11 478 (栗)松永幹夫
15 8 16 ジャミール 牡 4 福永祐一 57 2.34.0 35.1 15 456 (栗)松元茂樹
消 3 6 ローズキングダム 牡 3 武豊 55 ------ ---- -- --- (栗)橋口弘次
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LAP : 6.9-11.4-12.0-12.3-12.7-13.4-13.5-12.3-11.5-12.0-11.7-11.1-11.8
通過:30.3-42.6-55.3-68.7 上り:70.4-58.1-46.6-34.6 平均:1F:12.21 / 3F:36.62
単勝 1 \840
複勝 1 \200 / 7 \110 / 11 \1260
枠連 1-4 \480 (1)
馬連 01-07 \550 (1)
ワイド 01-07 \270 (1)/ 01-11 \5680 (49)/ 07-11 \2430 (29)
馬単 01-07 \1640 (6)
3連複 01-07-11 \11610 (35/455)
3連単 01-07-11 \60770 (179/2730)
(JRA-VANより
「TARGET frontier JV」使用)
※レース結果・払戻金については
主催者発表のものを必ずご確認ください。
この秋はフランス・凱旋門賞に参戦していたヴィクトワールピサ。
ロンシャンではいい結果を残すことは出来ませんでしたが、
こうした経験が馬にもきっといい影響を与えているのでしょう。
前走のジャパンカップ3着もその証だったのかもしれません。
このレースの1~3着は外国人騎手が騎乗した馬。
裁決などの面で色々議論となっている昨今ですが、
このように結果を残す以上、
オーナーサイド、厩舎サイドはやはり彼らに頼りたいと
考えてしまうのではないでしょうか。
最終レース後にはパドックでジョッキー達による
トークショーが行われたのですが、
その中で2011年の抱負として内田博幸は
「外国人騎手に負けないように頑張ります」とコメント。
その内田もJRA生え抜きの騎手ではないだけに、
この言葉はJRA競馬学校を出て、
免許を取得した騎手たちの口から聞きたかった気がします。
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