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復活真央首位!トリプルアクセル決めた

 「フィギュア・全日本選手権・第2日」(25日、ビッグハット)

 女子ショートプログラム(SP)は5連覇を目指す浅田真央(20)=中京大=が、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めて66・22点でトップに立った。安藤美姫(トヨタ自動車)が64・76点で2位につけ、グランプリ(GP)ファイナル3位の16歳、村上佳菜子(中京大中京高)は2回転半ジャンプが1回転半になり61・50点で3位。14歳の庄司理紗(西武東伏見ク)が58・22点で4位となり、鈴木明子(邦和スポーツランド)は7位と出遅れた。

  ◇  ◇

 今季初めて、真央が氷上で笑った。硬かった表情は、ジャンプを成功させるたびにほぐれていき、大きなミスなく演技終了。総立ちのファンの視線と拍手と大歓声に、ありったけの笑顔で応えた。2位安藤を1・46点抑えてトップに立った。

 「こういう演技をしたかった」。安堵(ど)感、満足感…いろいろな思いが、その表情に浮かんでは消えた。「全日本はいつもいい演技ができるという自信、今までやってきたという自信、一発勝負に強いということを思い出して、気持ちを落ち着かせた」と、ほおを赤く染めて振り返った。

 果敢に挑んだ。演技冒頭、悩んだ末にトリプルアクセルに挑戦。着氷した足がわずかに浮いたが、回転自体は今季初めて認定された。

 直前の6分間の規定練習で2回成功。控室で佐藤信夫コーチに挑戦する意向を伝えた。佐藤コーチは「えらいことだなあと思った。練習の中でパーフェクトにできたのも1回か2回。定石としては控えなきゃいけないと思っていた」。自分で決断して結果を出した。

 一歩一歩、大人への階段を上っている。昨季までは長距離移動の際にマネジャーが同行していたが、今では名古屋と新横浜の2つの練習拠点を1人で新幹線に乗って行き来する。「1人ですし店にも行っているようです。回らないところですよ。ちゃんと白身から食べるし、お勧めは何か聞いているんだそうです」と関係者も驚く“お一人さま”ライフを楽しみながら、大人の判断力を身につけた。

 全日本5連覇、世界選手権代表に王手をかけた。「明日も気を引き締めてやりたい。きょうみたいないい演技をして、終わった後、笑えるようにしたい」。最高の笑顔で、完全復活を告げる。

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