浅田「ほっとしている」　安藤「責任感をきちんと持つ」＝フィギュア世界選手権代表発表

　フィギュアスケートの全日本選手権（長野・ビッグハット）が２６日に閉幕し、同選手権の結果を受けて、来年３月に東京で行われる世界選手権の代表選手が発表された。出場を決めた安藤美姫（トヨタ自動車）、浅田真央（中京大）、村上佳菜子（中京大中京高）ら各選手が代表発表会見で現在の心境を語った。

　以下は女子選手、ぺアの高橋成美／マーヴィン・トラン組（木下工務店クラブ東京／カナダ）のコメント。

――代表選手になった今の気持ちは

安藤「まだまだ成長しなくてはいけない部分がたくさんあるので、代表に選ばれた責任感をきちんと持って、１日１日を過ごしていきたいなと思います」

浅田「世界選手権に行けるようになったので、それだけでとてもほっとしています。気はあまり抜かずに、全日本選手権より良い演技ができるようにこれから頑張りたいと思います」

村上「最初は世界選手権に行けると思っていなかったのですごくうれしいです。また名古屋に戻ってたくさん練習して、世界選手権で良い演技ができるようにしたいと思います」

高橋「東京の世界選手権はお客さんがいっぱい入ると思うので、その中ですごい演技をして、お客さんを感動させたいと思います」

トラン「本当は昨年も行きたかったんですけど、準備ができていませんでした。とてもワクワクしています」

――今シーズン前半を振り返って一番大変だったことと、それをどう乗り越えたか

安藤「特に大変だったという感覚はないです。自分の中では五輪シーズンが終わって今シーズンは楽しめればいいと思ってやっていたので。強いて言うなら、ロシア杯の前にアクシデントで腰をけがして、その中でどう気持ちをコントロールして試合に臨むかが大変でした」

浅田「初戦から自分の演技ができず、ジャンプも決めることができずにいて、今回の全日本でようやくこの大きな山を１つ越えられたと思います」

村上「初めてのシニアで緊張してしまったりもしましたが、試合の合間にたくさん練習をして不安をなくして、今は成長できたと思います」

高橋「前半はすごくいいシーズンでした。まだまだ自分たちには伸び代があると信じているので、あとの半分も頑張ります」

トラン「ジュニアとシニアを掛け持ちしていて、スケジュールの調整が難しかったです」

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